前川は本格覚醒の気配が漂う(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 売り出し中の若虎、前川右京の勢いが止まらない。

 2月20日に行われた韓国・サムスンとの練習試合(沖縄・宜野座)に「8番・左翼」で先発出場した前川は2回二死三塁で回ってきた第1打席に相手先発イ・ホソンの外よりの甘く入ったボールを思いっきりライト線へ引っ張り、特大の先制2ランをマーク。フェンスを悠々と越えていった豪快な一発には、思わず見守った岡田彰布監督も笑顔をほころばせた。

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 今キャンプは若虎を中心にし烈な外野手争いが注目されている。昨年ルーキーイヤーで10本塁打をマークしている森下翔太、育成出身の野口恭佑、高卒プロ5年目を迎える井上広大、内外野を守れる小野寺暖など、いずれの選手にも特徴があり、非凡さを感じさせるが、特に前川は今キャンプでは最初の紅白戦でも4の4とアピールに成功。その後、18日に行われた広島との練習試合でも2安打をマークと好調を維持している。

 昨季も高卒2年目シーズンでクリーンアップを任される時期もあるなど岡田監督も前川の打撃を認めている。特に前さばきに特徴があり、この日の豪快な一発にはSNS上ではファンの間からも「えぐい!」「楽しみしかない!」「1人抜けている」など称賛の声が続いた。

 現在挑戦する左翼にはシェルドン・ノイジーら目指す開幕争いにはまだまだ強敵も控える。果たして目指す開幕スタメンまで突っ走れるか、楽しみな存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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