「SUITS スーツ」のスピンオフドラマ「SUITS LA(原題)」の主演が「ARROW アロー」のスティーブン・アメルに決定したと、米Deadlineが報じている。

ニューヨークの大手法律事務所を舞台にした「SUITS スーツ」は、若き敏腕弁護士ハーヴィー(ガブリエル・マクト)と天才的な頭脳を持つ青年マイク(パトリック・J・アダムス)がタッグを組むリーガルドラマで、メーガン妃が出演していたことでも知られる。

米USAネットワークで2011年から19年まで9シーズンにわたって放送され、すでに放送終了からしばらく経つが、昨年6月にNetflixで配信が開始されると再ブレイク。すぐに、ラスベガスを拠点にした本編のほかに、ニューヨークやマイアミなどを舞台にしたスピンオフを展開した「CSI:科学捜査班」のように、リメイクやリブートではなく、物語世界を共有するユニバースを構築する計画が立てられた。

その第1弾となる「SUITS LA(原題)」は、文字通りロサンゼルスの法律事務所が舞台で、主人公はニューヨーク連邦検察官だった過去を持つテッド・ブラック。弁護士に転向した彼はロサンゼルスで大物のクライアントを抱えているが、彼の法律事務所が危機を迎え、連邦検察官を辞めることになった経緯が明かされていくという筋書きだという。

なお、本家「SUITS スーツ」は、ハーヴィーとマイクとの友情が軸になっていたが、「SUITS LA(原題)」はブラックと、彼とともにロサンゼルスの法律事務所を立ちあげることになったスチュワート・レーンという人物の関係に焦点が当てられるようだ。

「SUITS スーツ」の企画・制作総指揮を務めたアーロン・コーシュが、デビッド・バーティス、ダグ・リーマン、ジーン・クラインらと再び制作総指揮を務めることになる。パイロット版は3月にカナダのバンクーバーでクランクインを予定している。

スティーブン・アメル Photo by Gerardo Mora/Getty Images