READYFOR株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:米良はるか)が運営する日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」において、医療機関によるクラウドファンディングプロジェクトの公開件数が100件に到達しました。


医療機関によるクラウドファンディングは2017年頃から活用が始まり、現在まで車両・機器購入や設備改修などの臨床領域、研究、教育、地域福祉活動などのテーマで、民間病院、公的病院、公立病院、大学病院等によって活用されています。

医療機関によるクラウドファンディングプロジェクトは、公共性が高く、人々の生活に身近なテーマです。日頃から病院が地域医療を守っていることへの感謝の気持ちを表す場としても捉えられ、達成率95%以上(※1)と高い実績を有しています。

(※1)READYFOR調べ。2023年に実施されたフルサポートプラスプランのプロジェクトの実績


■ クラウドファンディングプロジェクトを実施いただいた病院様より

・公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 広報室長 稲田健太様

「職員にとってかけがえのない財産となりました」

「従来設けている基金とは異なり、ドクターカーなど具体的な使い道を示すことにより、短期間で多くの寄付・ご賛同を得られたのではないかと感じています。またプロジェクトページに寄せられる応援メッセージは、職員にとってかけがえのない財産となりました。
当院のクラウドファンディングは資金集めが第一ではなく、公益性の高い当院の取り組みを、より多くの皆さまにも知っていただきたいという想いで実施しております。今後も継続したクラウドファンディングの活用を考えております」

国立大学法人 浜松医科大学 病院経営支援課 黒木謙信様

「多くの方に支えられていることを実感しました」

「昨年3月~4月にかけて、当院として初めてクラウドファンディングを実施しました。最初は分からないことばかりで達成できるか不安ではありましたが、多くの方のご支援・ご寄附により無事目標金額を達成することができました。実施中や達成後には、院内外の方から応援のメッセージなどをいただき、本当に様々な方に支えられて病院が運営できていることを実感できたのが最大の収穫だったと思います」

社会福祉法人恩賜財団済生会 高松宮記念基金・令和基金対策室 園田彰様

クラウドファンディングにより、地域への社会貢献活動を充実させたい」

済生会は、『無料低額診療事業』など、公益的な活動を積極的に行っており、地域の方々からの賛同や支援を得られやすいことから、クラウドファンディングをうまく活用することにより、活動をさらに充実させていくことができるのではないか、と考えました。
これまでに14の病院が、医療機能の充実や、地域への社会貢献をテーマに、クラウドファンディングに挑戦。地域の方々のご支援を賜り、すべてのプロジェクトを成立させることができました。済生会は、クラウドファンディングを活用しながら、これからも地域への社会貢献を、積極的に行ってまいります」

■ 医療機関によるクラウドファンディング活用が増えている理由

・背景1 経営的な観点

医療機関の経営状況は必ずしも余裕の大きい状況ではありません。「直近2~3年の期間で予算の制約で実現できない可能性がある取組がある」と回答した医療機関は9割以上であり、特に「院内・院外の改修」は8割以上の病院で予算目処が立っていない状況です。(※2)
さらに、今年は、医師の働き方改革に関する新制度が施行されることで、医療提供体制の効率化も求められており、DXツールの導入などコストが増えることが見込まれます。そのような中で、クラウドファンディングでの資金調達にも注目が集まっております。

(※2)READYFOR調べ。「病院経営・資金調達調査2023」より

・背景2 広報発信の観点

クラウドファンディングに対し、資金調達はもちろんのこと、それ以上の価値を実感する医療機関が増えています。例えば「地域へ広報発信/病院のファンづくりを通じて、新規集患など医業収益の増収にも寄与する」「クラウドファンディングプロジェクトに寄せられる応援コメントにより職員のモチベーション向上を感じる」などがあげられます。

特に病院広報の観点では、クラウドファンディングが「広報・地域住民の巻き込みに利点がある」と認識している医療機関は約7割(※3)であり、自院の取り組みを地域に広報発信するための手段と捉えていただく医療機関が増えています。

(※3)READYFOR調べ。「病院経営・資金調達調査2023」より


■ READYFOR 医療部門責任者 多田絵梨香からのコメント

「これまで100件を超える医療機関の皆様とクラウドファンディングプロジェクトをご一緒できたこと大変光栄に思います。一方で日本において、医療や研究の領域に寄付をする、という文化はまだ黎明期にあると思います。まずは文化が根付くまで、医療機関様と共にチャレンジを続け、地域全員で支える医療を体現してまいりたい所存です。今後も実行者のみなさまに寄り添い、医療分野に『想いの乗ったお金』の流れを増やしてまいります」

医療機関によるこれまでのプロジェクト事例(※4)


・国立/公立/独立行政法人

大阪母子医療センター、香川県立中央病院、関西労災病院、公立芽室病院、国立がん研究センター中央病院、国立循環器病研究センター、国立成育医療研究センター、国立精神・神経医療研究センター病院、国立長寿医療研究センター、国立病院機構信州上田医療センター、国立病院機構東京病院、国立病院機構東近江総合医療センター、国立病院機構三重病院、市立長浜病院、諏訪中央病院、東北労災病院、長野県立木曽病院、長野県立こども病院、奈良県総合医療センター

・学校法人

大阪大学医学部附属病院、北里大学メディカルセンター、 京都大学医学部附属病院、群馬大学医学部附属病院小児科、島根大学医学部小児科、昭和大学横浜市北部病院産婦人科、筑波大学附属病院、東京医科歯科大学小児科、東北大学病院、鳥取大学医学部附属病院、名古屋大学医学部附属病院、日本医科大学千葉北総病院救命救急センター、浜松医科大学医学部附属病院、三重大学大学院医学系研究科、宮崎大学医学部附属病院産婦人科

・社会福祉法人

大阪府済生会千里病院、京都桂病院、群馬県済生会前橋病院、済生会飯塚嘉穂病院、済生会今治病院、済生会大牟田病院、済生会支部北海道済生会小樽病院、済生会長崎病院、済生会松阪総合病院、済生会みすみ病院、済生会横浜市東部病院、済生会和歌山病院、富山県済生会富山病院、西陣病院、宮崎県済生会日向病院、龍ケ崎済生会病院

・公益法人

会田病院、大阪府三島救命救急センター、岡山旭東病院、岡山県医師会、がん研究会、倉敷中央病院、榊原記念病院、筑波メディカルセンター病院、名古屋掖済会病院、北海道医療団、三朝温泉病院

・民間病院(医療法人/社会医療法人)

一里山・今井病院、内田病院 、宇都宮脳脊髄センターシンフォニー病院、大分三愛メディカルセンター、亀田総合病院、川野病院、熊本託麻台リハビリテーション病院、恵寿総合病院、慶友会、神戸低侵襲がん医療センター、小阪産病院、小松ソフィア病院、小山記念病院、さくら総合病院、心臓病センター榊󠄀原病院、水海道さくら病院、成和会 、総合青山病院、大腸肛門病センター高野病院、立川相互病院、多摩丘陵病院、ちくさ病院、つばさ会、同愛会、東京さつきホスピタル、戸田中央総合病院ローイングクラブ、はぁとふるグループ、HITO病院、ふくやま病院、豊智会、森山記念病院、米盛病院

・その他

あそかビハーラ病院、天草郡市医師会立苓北医師会病院、占部産婦人科、永寿総合病院を応援する会、エフェメールホームクリニック、沖縄北あんしん内科クリニック、押阪こどもクリニック、糟屋郡町長会(福岡青洲会病院)、ごちゃまるクリニック、 産前産後ケア助産院はるかぜ、瀬川記念小児神経学クリニック、ちば小児科アレルギークリニック、つむぎこどもクリニック、百瀬整形外科スポーツクリニック、龍志会IGTクリニック

(※4)目標金額を達成したプロジェクトを中心に掲載。医療機関名は実施時点の名称を記載。

READYFOR株式会社について

「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジョンに日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」、「レディーフォー 遺贈寄付サポートサービス」を運営しています。2011年3月のクラウドファンディングサービス開始から2万5000件以上のプロジェクトを掲載し、約140万人以上から390億円以上の資金を集め、国内最大級のクラウドファンディングサービスとして、中学生から80代の方まで幅広い方々の夢への一歩をサポートしています(2024年2月時点)。

■ 本件のお問い合わせ先について

・医療クラウドファンディングに関するお問い合わせ
READYFOR株式会社 医療部門 med@readyfor.jp / https://readyfor.jp/apply/medical/

配信元企業:READYFOR株式会社

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