コア共用型モデルのローカル5Gを軸に企業や自治体のDXを推進するヴルーヴ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:矢部 豊春、以下、ヴルーヴ)は、佐賀県玄海町とローカル5Gを活用した地域活性化に関する包括連携協定(以下、本協定)を2024年2月20日(火)に締結いたしましたのでお知らせいたします。なお、2023年10月25日(水)にヴルーヴは、佐賀県玄海町が公募した「玄海町高度化通信網構築事業」における事業者として選定いただき、2023年11月より補助金交付を受け本事業を開始しております。玄海町における高度化通信網の活用は、2024年9月からの開始を予定しております。

1:背景

 ヴルーヴグループは、ヴルーヴホールディングス株式会社、ヴルーヴ株式会社、ヴルーヴGNOC株式会社、ヴルーヴイノベーションズ株式会社の4社からなるグループ企業です。コア共有型モデルのローカル5G免許の取得、設計および構築から保守・運用ならびにパートナー企業との協業によるエッジコンピューティング、IoT、AIなどのテクノロジーの現場実装まで、ヴルーヴグループとしてエンドツーエンドでサービスを提供し、自治体および企業のDXを推進しております。ローカル5Gは、特定の地域や施設内で高品質な通信環境を構築することが可能な技術であり、自治体への導入により医療や防犯、教育、交通など多岐にわたる住民サービスのDXの基盤として、まちや社会の発展に貢献することが期待されています。

  玄海町では、これまで子育て世帯への生活支援策、定住対策、小中一貫教育やデジタル教育などの教育環境の充実、買い物弱者支援や移動手段の確保など、町内の住・生活環境の整備を積極的に実施されてきました。また、第一次産業における産地間競争に対する商品の付加価値化や後継者対策などの産業施策を実施するなど、住民サービスの充実と産業の活性化の両面から、町内の人口減少抑制に取り組まれています。これまでの取り組みに加え、新たな雇用の創出と交流人口・関係人口の増加に資する施策として、先進的かつ利便性の高い通信網を整備し、高度通信網を活用する企業を誘致することで町内の経済活性化を図るとともに、住民生活の更なる利便性の向上に向けて様々な施策を検討されております。これを受けてヴルーヴは、この度、ローカル5Gを軸に町内に複合的な高度化通信網を構築し地域活性化を実現するパートナーとして、玄海町と本協定を締結する運びとなりました。

2:協定内容

 玄海町におけるローカル5Gを活用した地域活性化実現のため、ヴルーヴグループが持つローカル5G技術をはじめとする様々なアセットを、町内の経済活性化や住民生活の利便性向上に活用します。以下、4つの項目においてヴルーヴは玄海町と協働いたします。

1. 高度化通信網の提供による企業誘致

2. 玄海町内のDX推進支援

3. デジタル教育推進の支援

4. その他、上記3点の達成において必要なこと

 また、「玄海町高度化通信網構築事業」の事業者の選定に伴い、2024年夏頃に無線局免許を取得すべく準備を進めております。本免許取得を受け玄海町内にローカル5Gの基地局を設け、2024年度中にローカル5GやWi-Fi6などの無線通信網および光ファイバやLANなどの有線通信を複合的に活用した通信網の構築を完了し(玄海町での活用は2024年9月より随時開始)、町内の経済活性化および町民の生活利便性の向上の基盤となる通信網整備に玄海町と連携して取り組みます。

3:今後の展望

 ヴルーヴおよびヴルーヴグループは、玄海町と相互連携して協働し、ローカル5Gを軸とした町内の高度化通信網を構築するとともに玄海町のDXを推進し、企業誘致活動や住民生活の利便性向上に取り組みます。

佐賀県玄海町長 脇山 伸太郎 様コメント

 日本全体の課題である人口減少の抑制については、本町においても大変厳しい状況となっており、喫緊の課題だと認識しております。今後、人口減少や少子高齢化、産業空洞化といった地方の社会課題を解決するにはデジタル技術が鍵となると考えております。そこで、新たな取組として国内でも珍しい、ローカル5Gなどの新しい通信技術を活用した「玄海町高度化通信網」を構築し、本町に企業を誘致することにより、雇用の場の創出と交流人口の増加につなげていきたいと考えております。この高度化通信網を構築する事業者を昨年公募し、ヴルーヴ株式会社様を選定し高度化通信網構築事業を担っていただくこととなりました。本町といたしましても、ヴルーヴ株式会社様と伴に企業誘致を精力的に行ってまいりたいと考えております。さらには、地域課題を解決する新しいサービスを展開し町内の活性化につなげていけるよう取り組んでまいります。

佐賀県玄海町議会議長 上田 利治 様コメント

 玄海町は伝統を重んじ、漁業・農業・畜産などの一次産業を基盤とした生活を、浜野浦の棚田に見られるような穏やかで懐かしい自然を守りつつ共存して参りました。昭和46年着工された玄海原子力発電所の建設によって玄海町が大きな転換を迎えた頃は、町全体が活気に溢れていた記憶があります。しかし半世紀が経過した玄海町の現状においては、少子高齢化と人口減少に対する策を練り、町の活力維持の為に注力し実践すべき時だと考えております。今回ヴルーヴ株式会社様が「玄海町高度化通信網構築事業」を立ち上げられることは、本町が抱える人口減少や産業の労働力不足、企業誘致において地理的・地形的に不利な条件という問題に対する課題解消への可能性と大きな期待を感じております。現代社会は、ICT産業に大きくシフトしています。新たな産業への第一歩となる高度化通信網構築事業を全国に先駆けて取り組むことにより、新たな地域資源が誕生し、私達の町に活気と笑顔が溢れる事を切望しております。

■ヴルーヴ株式会社について

 所在地:本社:東京都品川区西五反田8丁目8-15 カーニープレイス五反田2階

     支店:佐賀県東松浦郡玄海町大字平尾691番地

 代表者:代表取締役 矢部 豊春

 設 立:2022年5月

 事業内容:

  ・ローカル5G、Wi-Fi、LPWAなどの 高度化通信網の設計、構築、運用/保守サービス事業

  ・ローカル5Gコアをベースにした高度化通信基盤を月額利用できるサービス事業

  ・ローカル5G、Wi-Fi、LPWAなどの 端末および基地局機器の販売、構築事業

  ・カメラソリューションなどを軸に機械・設備・DX化の推進事業

 URL:https://vroove.group/

■ヴルーヴグループについて

 ヴルーヴグループは、ローカル5G技術をベースに、最適なネットワーク設計から保守・運用までサービス提供するとともに、ローカル5Gを基盤として現場でのエッジコンピューティング、AI、IoT、ロボットなどのソリューションの実装をエンドツーエンドでサポートします。

配信元企業:ヴルーヴ株式会社

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