みなさんこんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。大人になるにつれて着にくくなるファッションというものがありますが、その最たるものがカワイイ!」を象徴する甘めなフェミニンコーデ。若い頃からフェミニンコーデが好きだった女性にとっては、好きな服が似合わなくなるというのは悲しいですよね。


そこで今回は40・50代でも似合う! 年齢に見合ったフェミニンコーデのコツをご紹介します。


◆大人ももっと堂々と、甘めの服を着ていい
今の40代は、おばさんなんて言い難いほどに若々しく美しい女性が非常に多いです。そのため「もう40代だから……」と年齢を気にするのはまだ早いので、堂々と甘めで可愛いフェミニンコーデを身につけていてもOK! まずは、可愛い服を着ても良いんだという自己認識を整えましょう。


◆40代フェミニンは「シルエット」で表現



その上で、おすすめなのが、ウエストをキュッと引き締めたXラインシルエットの着こなし。スカートは生地をたっぷりと使ったロング丈、トップスは体のラインに沿ったジャストサイジングが◎


服のデザインそのもので可愛さを表現するのではなく、シルエットで女性らしさを感じさせることが40代に似合う、粋なフェミニンコーデのポイントです。


◆50代フェミニンは「素肌感」で表現
年齢層が上がって50代のフェミニンコーデになると、どのようなものがふさわしいか。それは、意外に思われるかもしれませんが、部分的な素肌の露出です。50代は40代のようにボディラインがあらわになるシルエットで女性らしさを表現すると生々しく感じてしまうのでNG。



服装は締めつけの強くないゆったりしたシルエットをしつつも、どこか抜け感を表現したいところです。そこでポイントとなるのが、ほんの少しの素肌の露出。たとえば多くの人が隠しがちな首元、デコルテ、肩のつけ根、足首など。


◆露出を避けたほうがいいパーツは
シワが気になるから、寒いからと同世代の女性が隠すからこそ、そのパーツを一部露出させるだけで若々しさを表現できます。かといって、バストヒップといった直接的にセクシャリティを感じさせる部分の露出は当然ながら控えるほうがベター。


◆年齢にあった見せどころを意識する
フェミニン(女性らしさ)をどのように表現するか、その手法はさまざまあります。肌を露出するのか、リボンやフリル・レースといった可愛らしいデザインを取り入れるのか、女性らしいカーヴィなボディラインを表現するのか、しっとりとした質感の素材を取り入れるかなど……。


その年代に見合ったフェミニンコーデの表現方法を間違えさえしなければ、いくつになっても見る人に若々しさと洗練された雰囲気を与えることは可能です。ぜひ、今回ご紹介したポイントを参考にご自身らしいフェミニンコーデを作ってみてくださいね。


<文&イラスト/角佑宇子>


【角 佑宇子】(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105