佐藤一磨(オリックス・バファローズ)

宮崎・清武総合運動公園で開催中の春季キャンプを開催中のオリックスは21日、第5クールの最終日を迎えた。

 

■効率の良いキャンプ生活

今年のキャンプは短期集中型のスケジュールが組まれており、キャンプインも例年より遅い2日から。第4クールは13日から5日間組まれていたが、3日目は午前中で練習を切り上げており、基本的は1クール3日ないし2日という短いスパーンで行われている。

選手たちも朝早くから球場入りをしてウエイトトレーニングに励むなど、中嶋聡監督が二軍監督時代から徹底している効率の良いキャンプ生活を送れているようだ。

 

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■実践練習に向け…

今年は全選手をA、Bの二班にシャッフルしていたが、B班にいた第4クールから野手の主力がA班に合流。競争が求められる若い選手たちについて、B班への入れ替えが行われた。これはキャンプ後半に向けて増やしていく実戦練習に備えたものと思われる。

ベテランのT−岡田をはじめ、杉本裕太郎西野真弘宗佑磨ら今年も一軍での活躍が期待される選手たちがSOKKENスタジアムでも元気よくバットを振る姿が見られている。紅白戦やライブBPでは外国人選手たちも一緒に参加していた。

 

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■佐藤一磨・川瀬堅斗の猛アピールも

練習環境が変わらないこともあって、投手陣の入れ替えはなし。上半身のコンディション不良により、ノースローでの調整が続いている宇田川優希キャッチボールを再開。キャンプ中のブルペン入りを目指していく。

チームは23日からの第6クールでは、斗山ベアーズ、横浜DeNA(二軍)、楽天モンキーズとの練習試合3連戦が組まれており、調整中の投手陣がひと通り登板することが予想される。エスピノーザ、カスティーヨ、マチャドといった新外国人が登板することになれば注目が集まるだろう。

27日からの最終クールでは、能見篤史氏が臨時コーチを務める他、28日はロッテ、29日は西武との練習試合が組まれるなど、ここからキャンプが終わるまで実戦形式の練習が続く。

15日に行われたセガサミーとの練習試合では、育成の佐藤一磨、川瀬堅斗が2回を無失点と猛アピールしており、支配下の座を巡る争いにも注目したい。

 

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■執筆者プロフィール

どら増田
どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレススターダムRIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾ドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

【オリ熱イズム2024】育成の佐藤一磨&川瀬堅斗が2回無失点の猛アピール オリックス宮崎キャンプ練習試合