本協定により災害時のEV充電設備無償開放が可能となり、脱炭素化だけではなく災害対策にも貢献します

Terra Charge、調布市・調布市商工会と市内のEV充電設備の整備に向けて3者連携協定を締結

EV充電インフラ事業「Terra Charge(テラチャージ)」を展開するTerra Charge 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:徳重徹、以下「当社」)は、東京都調布市調布市商工会と3者で「ゼロカーボンシティ調布の実現に向けたEV充電設備整備の推進に関する連携協定」(以下「本協定」)を2024年2月20日に締結いたしました。

・商工会を含む「公民連携」を推進できる3者での連携協定は当社初

・災害時のEV充電設備の無償開放が可能となり、脱炭素化だけではなく災害対策にも貢献

・150kW出力の超急速充電器も含む幅広いラインナップで、2027年3月末までに市内100ヵ所にEV充電設備200口の設置を目標

同日、調布市長:長友 貴樹氏・調布市商工会長:渡部 完治氏・テラチャージ代表取締役社長:徳重 徹、の3者が出席する連携協定式を調布市役所で開催いたしました。

●協定締結の背景

2050年カーボンニュートラル実現に向けて、EV普及とEV充電インフラの拡充が急加速しています。経済産業省はEV充電器の設置目標を2030年までに30万口(現在3万基)とするなど、充電環境の整備が全国で求められています。

また、東京都は「ゼロエミッション東京戦略」で「2030年までに急速充電器を1,000基整備すること」を掲げています。現時点で経済産業省が推奨する90kW以上の高出力の急速充電器は、まだ調布市内に設置されていません。

調布市では、2021年3月にゼロカーボンシティ宣言を行い、市民や事業者等の多様な主体と力を合わせて「ゼロカーボンシティ調布」の実現を目指しています。

現在、公用車にEVを5台導入し、市民向けに急速充電設備を2口設置しています。令和6年度には、更にEVを5台導入する予定であり、EVの公用車は計10台になります。

調布市商工会は、会員数2,982事業所(R5.3.31現在)で、多くの会員が加盟する商工会です。市内の商工業者の経営支援や地域の振興・発展を図るためのさまざまな活動を行っています。

当社は、初期費用/維持・管理費用無料によるEV充電インフラの提供を実現し、日本全国にEV充電設備の設置を進めています。また、全国の自治体とEV充電設備整備に向けた連携協定を締結し、ゼロカーボンシティや災害に強い街づくりを目指す自治体と協力関係を築いています。

また、2023年9月には、まだ普及が進んでいない超急速充電器を1,000基無料設置を進める発表を行いました。現在は東京都含む全国を対象に超急速充電器の無料設置を進めており、日本のEV充電インフラの課題解決に取り組んでいます。

この度、当社が推進するEV充電インフラの拡充と、調布市のゼロカーボンシティ宣言に基づく取り組み、調布市商工会が目指す地域の振興発展に向けた取り組みに3者が賛同し、本協定を締結いたしました。

本協定では、2027年3月末までに市内にEV充電設備を100ヵ所、200口設置することを目標とし、3者で取り組みを進めます。

災害時は市内に設置した当社の充電設備を無償で開放し、公用車や市民のEVを非常用電源(蓄電池)として活用することが可能となります。

また、本協定では、市内への超急速充電器の設置も予定しています。
まずは、2024年中に京王線国領駅南口市営駐車場、下石原市営住宅駐車場、に超急速充電器を1口(1基)ずつ設置する予定です。

Terra Charge、調布市・調布市商工会と市内のEV充電設備の整備に向けて3者連携協定を締結

設置予定の150kW出力の超急速充電器(イメージ写真)

●3者連携協定式の実施報告

2024年2月20日調布市役所5階特別会議室にて、調布市長の長友貴樹氏、調布市商工会長の渡部完治氏、テラチャージ代表取締役社長の徳重徹が出席し、3者連携協定式を実施いたしました。

本協定の趣旨についてゼロカーボンシティ推進担当課長から説明し、協定書に署名を行いました。また、各者から本協定に関してコメントいたしました。

Terra Charge、調布市・調布市商工会と市内のEV充電設備の整備に向けて3者連携協定を締結

左から渡部商工会長、長友市長、徳重社長

Terra Charge、調布市・調布市商工会と市内のEV充電設備の整備に向けて3者連携協定を締結

協定書へ署名をしている様子

調布市長 長友 貴樹(ながとも よしき)氏のコメント


私から本日の三者連携協定書の締結に当たりまして、一言ご挨拶を申しあげます。

この世界的な気候変動の影響により、日本においても昨年の夏は記録的な猛暑となり、市民生活にも大きな影響が出ています。

2021年4月、調布市は、市議会と共同で、2050年にゼロカーボンシティを目指すことを宣言いたしました。

この実現のためには、走行時に二酸化炭素の排出がない電気自動車の普及が欠かせません。

また、電気自動車は、走る蓄電池とも呼ばれ、災害時の非常用電源としての活用も可能です。


今回、電気自動車普及に向けた基盤整備として、市、商工会、テラチャージ株式会社がお互いに手を取り合い、連携することにより、調布市内におけるEV充電設備の整備を力強く推進することとしました。

こうした行政、地域の経済団体とテラチャージ株式会社の三者でタッグを組むのは、全国初と聞いています。

公民一体となって、電気自動車の普及に努め、脱炭素社会の実現を目指して参ります。

調布市商工会長 渡部 完治(わたべ かんじ)氏のコメント


当初、本取り組みについて調布市から話を聞いた際は、商工会としてどのように貢献できるかなかなか想像が難しい状況でした。

調布市やテラチャージ株式会社との検討を進めていく中で、個人の事業所への設置は難しいが、車を多く保有する、運送事業者等に対して商工会から働きかけ、市と連携していけば、市内の事業者の理解促進に繋がるのではと考えるようになりました。


調布市が、地域として先頭を切ってこの事業を進めていくことは意義深いことでございます。

調布市商工会も本取り組みに一生懸命参加し、成功するよう貢献してまいります。

テラチャージ代表取締役社長 徳重 徹(とくしげ とおる)のコメント


この度は本協定の締結に向けて迅速に意思決定をしていただき感謝しています。本協定は2つの点で非常に意義があります。


1点目として、超急速充電器の設置を含めた協定は、都内の自治体の中で調布市が一番早く意思決定をしていただきました。当社が提供する150kWの超急速充電器は、一般的な50kWの急速充電よりも3倍早く充電ができ、車種にもよりますが10〜15分で満充電となる、非常に利便性の高い充電器です。

2点目として、商工会も含めた自治体との協定の締結は当社として初となります。当社としては面的にEV充電インフラの整備を進めていくことが重要と考えます。調布市民の皆さまがテラチャージのアプリ1つで調布市の様々な場所でEVを充電できることは、EVの充電がなくなり走行できなくなってしまうという不安感の払拭に繋がります。EVをまだ持っていない市民の皆さまにとっては、EVの購入を検討するきっかけになればと思います。

●本協定の詳細

本協定のポイント:

①当社初の商工会を含めた「公民連携」を推進できる3者協定で、100ヵ所の設置目標

調布市は公共施設におけるEV充電設備の設置場所の選定、商工会からは事業者に対してEV充電設備の設置に向けた周知・広報を行い、公民連携でEV充電インフラの整備に取り組みます。

2027年3月末までに、市内100ヵ所に超急速充電器も含め幅広いラインナップで200口の設置を目指します。

②災害時、当社が設置している市内のEV充電設備を無償開放可能

災害時は市内に設置したテラチャージの充電設備を無償で開放し、公用車や市民のEVを非常用電源(蓄電池)として活用することが可能です。

③本協定によるEV充電設備設置は、施設側の費用負担なし

テラチャージが費用を負担し、EV充電設備の設置を行います。調布市調布市の事業所が充電設備の設置場所を提供します。

協定名:「ゼロカーボンシティ調布」の実現に向けた電気自動車充電設備整備の推進に関する連携協定

連携協定内容(抜粋)

(1)EV充電設備の設置及び充電サービスの提供に関すること。

(2)市民、事業者への充電設備の設置に向けた周知・広報に関すること。

(3)EVの利用促進に向けた普及啓発に関すること。

(4)災害時の充電設備の提供に関すること。

(5)その他、ゼロカーボンシティ調布の実現に向けた連携に関すること。

各者の役割:

調布市

調布市商工会          

Terra Charge 株式会社             

設置場所の募集       

・公共施設における設置場所の選定

・市民や事業所への充電設備の設置に向けて周知・広報

・事業所へ充電設備の設置に向けた周知・広報

・EVや充電設備に関する情報提供

設置工事

・充電設備の設置・維持管理

利用促進

・EVの利用促進に向けた周知・広報

・市と連携によるEV利用促進に向けた普及啓発

・充電サービスの提供

・災害時の充電設備の無償開放

・EVの利用促進に向けた環境整備

●超急速充電器の設置予定場所

◇設置場所

No. 

施設名

所在地

設置充電器

1

京王線国領駅」南口市営駐車場

調布市国領町3-1-38

超急速充電器(150kW出力)1口(1基)

2

下石原市営住宅駐車場

調布市下石原3-30-2

超急速充電器(150kW出力)1口(1基)

Terra Charge、調布市・調布市商工会と市内のEV充電設備の整備に向けて3者連携協定を締結

京王線国領駅」南口市営駐車場

Terra Charge、調布市・調布市商工会と市内のEV充電設備の整備に向けて3者連携協定を締結

下石原市営住宅駐車場

●EV充電「Terra Charge」とは

Terra Charge」は、モバイルアプリから利用できる電気自動車(EV)向けの充電サービスです。

無料アプリから簡単に3分で利用登録ができ、充電スポット検索・充電器のご利用・充電料金の決済が可能です。

24時間365日対応のコールセンターも完備しており、EVユーザー様にとって安心のサービスを提供しています。

Terra Chargeアプリ

AppStore:https://apps.apple.com/us/app/terra-charge/id1639315162

Google Play:

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.terramotors.terracharge

●調布市 概要

調布市は、東京都のほぼ中央、多摩地区の南東部に位置し、新宿副都心へ15キロの距離にあります。

平成24年8月に実現した京王線の地下化に伴い、調布・布田・国領の各駅前広場の整備、鉄道敷地の利用が進んでいます。平成29年には多摩地域最大級のシネマコンプレックスを含む3館の複合商業施設「トリエ京王調布」や、味の素スタジアムの西側には、東京2020東京オリンピックパラリンピック競技大会会場ともなる武蔵野の森総合スポーツプラザが開業し、多摩地域における商業及びスポーツ・文化の新たなランドマークが誕生し、調布のまちは一層の賑わいを見せています。

●調布市商工会 概要

調布市商工会は「地域の総合的経済団体」として、商工業者の経営支援や地域の振興・発展を図るためのさまざまな活動を行っています。

会員数:2,982事業所(R5.3.31現在)

所在地:東京都調布市小島町2-36-21

Terra Charge 株式会社

「すべての人とEVにエネルギーを。」をミッションに、EV充電インフラの構築を進めています。

本社所在地:東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング12階
代表者:代表取締役社長 徳重徹
設立:2010年 4月
URL:https://terra-charge.co.jp/

■EV充電インフラについてのお問い合わせ
MAIL:info@terra-charge.co.jp
お問い合わせフォーム:https://terra-charge.co.jp/contact-ev/

Terra Charge、調布市・調布市商工会と市内のEV充電設備の整備に向けて3者連携協定を締結