順調に調整を続ける大谷。実戦での打撃は来週以降になりそうだ(C)Getty Images

 スプリング・トレーニングでのバッティングや、オープン戦出場の予定なども注目されているドジャース大谷翔平。現地時間2月19日キャンプで初めてとなるライブBPを行ない、3打席に立ち本塁打も放ったことが伝えられている。

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 すでに、22日から始まるオープン戦で、初戦を含め週末の3試合には出場しないことなどもデーブ・ロバーツ監督により明かされている。しかし、キャンプ序盤から鋭い当たりを飛ばしてきており、投手を相手にする実戦に近いシチュエーションでも快音を響かせるなど、右肘手術の不安を吹き飛ばすようなバッティングを披露。1か月後に控える、シーズン開幕戦へ向け、調整が順調であることを窺わせている。

 今後のオープン戦出場の予定は発表されていないものの、着実に試合出場へと近づいていることも間違いないようだ。米国内では大谷がシーズン開幕へ向け、必要な打席数を首脳陣に要求したと報じられている。

 ドジャース専門メディア『FanNation Inside The Dodgers』は現地時間2月20日、「ドジャースデーブ・ロバーツ監督によれば、オオタニは春を通して少なくとも、50打席は欲しいとのこと。レギュラーシーズン開幕に間に合わせるためだ」などと綴っている。

 米識者のノア・カムラス氏からの情報を基に、大谷の意向を紹介する同メディアは、「ショウヘイ・オオタニはリハビリを通して復帰への道を歩み続けており、かなり近いうちに試合に出始めるはずだ。今週末のカクタスリーグオープン戦)開幕戦には出場しないが、調子は上がってきている」と主張。

 さらに「ドジャースは1か月後に韓国でパドレスとの開幕戦を控えており、オオタニはその試合でのデビューを目指している。その上で、オオタニ自身は本番を前にスプリング・トレーニングを通じて最低限の打席に立つことを要求している」と指摘。続けて「オオタニがすぐに打者として試合に出場し始めれば、開幕までに必要な打席数を確保することは問題ないだろう」と見通している。

 ドジャースオープン戦は全21試合が予定されている。ここにライブBP、シートバッテングの打席が加われば、大谷の求める「50打席」を間違いなくクリアできるだろう。具体的なプランが見えてきたことは、シーズン開幕戦出場への期待がさらに高まったと言える。

 果たして、実戦で打席に立つ大谷の姿は、いつ、どのタイミングでみられるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大谷翔平が開幕までに課したノルマは「最低50打席」 ロバーツ監督が明かす オープン戦出場は来週以降に