『アメリカン・ビューティー』や『1917 命をかけた伝令』、『007』シリーズで知られるイギリス出身のオスカー監督サム・メンデスが、ザ・ビートルズのメンバー4人それぞれの視点で解散までを語る映画4作品でメガホンを取ることがわかった。

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 Varietyによると、メンデス監督が企画し、ソニー・ピクチャーズエンターテイメントが資金調達と配給を手掛ける。1970年の解散に向けた「歴史上もっとも偉大なバンドの驚くべき物語」が、4人それぞれの視点で描かれ、交錯するそうだ。

 ポール・マッカートニーリンゴ・スター、そして亡くなったジョン・レノンジョージ・ハリスンの遺族が全面協力し、彼らの人生のストーリーと音楽の権利を提供。これまで、彼ら自身が主演した映画や、ドキュメンタリーが数々公開されてきたが、本人と遺族の協力のもと、長編映画が作られるのはこれが初めて。

 メンデス監督は、「史上最高のロックバンドの物語を伝えることを誇りに思います。また、映画鑑賞を構成する概念に、挑戦することにワクワクしています」と声明で述べた。ソニー・ピクチャーズエンターテイメントは、4作品とも2027年に公開する予定。詳しいことは改めての発表となるが、同社では、「革新的かつ画期的な」プランで公開するとしている。

サム・メンデス監督、ザ・ビートルズのメンバー4人それぞれの視点で描く映画作品でメガホン (C) AFLO