2022年8月 第四回蒼天公演より新作『王様の耳はロバの耳』 月島社会教育会館

 2020年、コロナ禍で結成された邦楽演奏・日本舞踊家集団〈蒼天〉。第一回蒼天公演(2020年7月)を皮切りに、第二回蒼天公演(2021年3月)、第三回蒼天公演(2021年12月)、第四回蒼天公演(2022年8月)と公演を開催してきました。第一回・第二回・第三回公演ではコロナ禍対策として公演映像のアーカイブ配信も行いました。長唄と日本舞踊の解説を含めたワークショップ・古典演目・蒼天オリジナルの新作演目といった、様々な試みを行なってきました。今回、記念すべき第五回公演を迎えます。

 第五回蒼天公演は、新作舞踊『王様の耳はロバの耳』、演奏『供奴』、舞踊『連獅子』の三本立てのプログラムです。

 新作舞踊『王様の耳はロバの耳』(2022)は、第四回蒼天公演で初演された蒼天オリジナルの創作舞踊作品です。絵本などで馴染みのあるイソップ寓話「王様の耳はロバの耳」を題材に、藤間直三作詞・杵屋史弥作曲、舞踊家二人による振付で上演されました。ギリシャ神話を原典とする寓話を、日本の伝統音楽・舞踊で面白おかしく表現します。ロバの耳が生えた王様や、キザな理髪師、喋る葦といった、個性的なキャラクターが登場します。今回、音楽・衣裳・振付等新たな演出を加えての再演です。

 二演目目は演奏『供奴』。吉原遊廓を舞台に、主人とはぐれたお供の奴(やっこ)が急いで廓へ駆けつけてくる場面から始まる。楽しげな廓遊びの様子を踊り、奴が足で拍子を取りながら踊る合方へと続く。緩急に富んだ賑やかな長唄作品で、今回は演奏のみで上演します。

 最後に上演するのは舞踊『連獅子』。歌舞伎公演でも頻繁に上演される人気演目で、言わずと知れた大曲。藤間直三が狂言師右近(後に親獅子の精)、花柳貴伊那が狂言師左近(後に仔獅子の精)を勤める。狂言師右近と左近が手獅子を持ち登場し、「獅子の子落とし伝説」の有様を厳かに舞う。大薩摩によって清涼山の様子が語られた後、勇壮な親子の獅子の精が現れ、豪快な毛振りを見せる。〈蒼天〉ならではの演出として、今回は間狂言に代わり素演奏での上演を試みます。

 長唄と日本舞踊の魅力をお伝えできるよう、蒼天メンバー一同、懸命に公演準備を進めております。お客様のご来場を心よりお待ちしております!

第五回蒼天公演 公演概要

【日程】2024年4月26日(金)

【時間】18時開場/18時30分開演

【会場】日本橋公会堂

【料金】全自由席 4,000円(税込)

【演目】新作舞踊『王様の耳はロバの耳』、演奏『供奴』、舞踊『連獅子』

【出演】〈蒼天メンバー〉東音 伊藤薫子、杵屋 巳津二朗、東音 大島早智、松永 忠三郎、杵屋 史弥、山口 晃太朗、藤舎 夏実、藤舎 雪丸、望月 輝美輔、藤間 直三、花柳 貴伊那

    〈賛助出演〉杵屋 勝英治、東音 都築明斗、杵屋 五三花、藤舎 呂近、藤舎 英心、藤蔭 慧、花柳 與扇、花柳 美世愛恵

【予約】mail-to.link/m8/g38tqa

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 ◎本件に対するお問合せ先:〈蒼天〉souten.souten8@gmail.com

【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団

    アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】

配信元企業:蒼天

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