リヴァプールクリスタル・パレス所属のイングランド代表DFマルク・グエイの獲得を検討しているようだ。20日、『テレグラフ』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 現在23歳のグエイはチェルシーの下部組織出身で、2019-20シーズン途中にトップチームへ昇格。その後はスウォンジーでの武者修行を経て、2021年夏にクリスタル・パレスへ完全移籍で加入した。すぐさまセンターバック(CB)の主軸に定着すると、ここまで公式戦通算108試合に出場し5ゴール2アシストをマーク。一昨年3月にはイングランド代表デビューも果たし、ここまで国際Aマッチ通算9試合に出場している。

 かねてからメガクラブ移籍の噂が絶えないグエイだが、リヴァプールも動向を注視しているクラブの1つだという。同クラブを巡っては、キャプテンを務めるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが今年7月で33歳となり、元カメルーン代表DFジョエル・マティプとの現行契約が6月末で満了に。こうした現状を受け、クラブは夏の移籍市場でのCB補強を本格的に検討しており、グエイは既に獲得候補としてリストアップされているようだ。

 また、リヴァプールの他にもマンチェスター・ユナイテッドチェルシーが今夏のグエイ獲得に興味を示しているという。報道によると、マンチェスター・ユナイテッドが招へいを画策中の現ニューカッスルのダン・アシュワースSD(スポーツディレクター)がかねてからグエイに熱烈な関心を寄せているとのこと。仮に同氏が新SDに就任した場合、マンチェスター・ユナイテッドが今夏の移籍市場でオファーを提示する可能性があるという。また、ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァとの現行契約が6月末で満了となるチェルシーもグエイの獲得を検討中と伝えられている。

 なお、クリスタル・パレス2026年6月末までの契約を締結しているグエイだが、契約期間を延長する可能性は極めて低いという。

クリスタル・パレスで守備の主軸として活躍中のグエイ [写真]=Getty Images