川栄李奈が主演の水曜ドラマ「となりのナースエイド」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系Huluでも配信)の第7話の放送が終わり、第8話の予告で衝撃の事実が明らかとなった。

【写真】川栄李奈“澪”を騙していたのは、水野美紀“晴美”らナースエイド3人

■第7話の放送では…

入院初日から誰とも口を利こうとしない香澄(上坂樹里)は、人と関わることを避ける夏芽(吉住)に興味を示し、夏芽だけに悩みを打ち明ける。「今、クラスのみんなから無視されているんです」香澄は、クラスのカースト上位の生徒に嫌われたことが原因で、それまで仲が良かった友達からも無視されるようになり、独りぼっちになってしまったという。

もう友達なんかいらない、そう吹っ切りたいのだけどやっぱり心のどこかで、みんなと友達に戻りたいと思ってしまう。誰かに依存してしまう自分が嫌だという香澄は、我が道を行く夏芽に「どうすればあなたみたいになれますか?」。

すると夏芽は「私はただ、人に期待してないだけ」。人は都合が悪くなると平気で裏切る、最初からそれが分かっていれば傷つくこともないと夏芽は言う。

■裏切者は晴美だけではなかった

澪と大河が病院の食堂で唯(成海璃子)の事件について話していると、「何の話をしているんですか?」と現れたのは、橘(上杉柊平)。とっさに口をつぐむ澪と大河。それに気付いた橘はいぶかしみつつ「統合外科の竜崎大河さんですよね?いろいろ知ってますよ。あなたがどうやってお金をもうけているか?板橋羽ばたき園のこと...」。橘は何やら大河の秘密を知っている様子だ。橘と大河の間にピリピリした空気が漂う。

橘が統合外科についてかなり深くまで調べていると感じた澪と大河。晴美(水野美紀)を警察から守るためにも、橘より先に真相を突き止めなければ。まずは裏切り者をおびき出すため、澪はナースエイドのみんなの前で「姉の遺品を保管しているレンタル倉庫の鍵が壊れてしまった」と嘘をつく。するとその夜、さっそくワナにかかった人物がいた。

澪と大河がレンタル倉庫で待ち伏せていると、暗闇の中、倉庫に忍び込もうとする晴美を発見。やっぱり晴美が...と思っていたら暗闇の中にまだ2人いる...夏芽と相馬(矢本悠馬)だ。「何で3人が...」あまりのショックに澪は倒れてしまう。

ラスボスが明らかに

澪が眠っている間、大河が晴美たち3人から事情を聞く。3人は全員、ある人物に脅されていたという。相馬はその人物に借金を肩代わりしてもらった見返りに、晴美は息子の裏口入学を餌に、それぞれ脅されていたのだ。だが、夏芽だけは、脅されていた理由を言おうとしない。そして3人の弱みを握り、澪を監視するよう命令していた人物は、猿田(小手伸也)だった。

大河はこれはもはや澪だけの問題ではなく、星嶺医大を巻き込んだ大問題に発展していくと予感。晴美たち3人に、今回のことは不問に付す代わりに、自分たちにバレたことを猿田に報告しないようクギを刺す。しばらく猿田を泳がし、重要な証拠を手に入れるために...。

大河から全てを聞いた澪は、翌日ショックで病院を休んでしまう。そんな澪を心配する晴美と相馬は、自分たちのせいだと心を痛めるが、夏芽だけはいつも通り淡々と業務をこなす。

■猿田に脅される夏芽

一方その頃、病床の香澄は誰も見舞いに来てくれないことに落ち込んでいた。友達なんていらないと思っていたけれど、やっぱり寂しい。「夏芽さんは何で人に期待しないでいられるんですか?夏芽さんはその生き方で楽しいんですよね?」。香澄に聞かれた夏芽は、黙ってしまう。

夏芽は猿田に呼び出され、澪のレンタル倉庫から何も奪えなかったことを問い詰められる。適当に謝ってやり過ごそうとする夏芽。すると猿田は「犯罪者のおまえがここで働けているのは誰のおかげだと思ってるんだよ。過去をバラされたくなかったら、生意気な態度をとるな」。猿田の言葉に、夏芽は我慢の限界がきてしまった。

部屋にこもっている澪の元に、晴美と相馬が謝罪にやって来る。2人にも事情があったとはいえ、簡単には受け入れられない澪は「もう少しだけモヤモヤさせてください」。そんな澪に、晴美と相馬はもう1つ、病院での大事件を報告する。夏芽が猿田を殴り、病院を辞めると宣言して出ていったというのだ。

■夏芽の過去が明らかに

澪は急いで夏芽のマンションに駆け付け「辞めないでください」。しかし夏芽には、澪が自分を引き留めようとする理由が分からない。「あんたの部屋に侵入したのは私よ」。なんと猿田に命令されて澪の部屋からノートPCを盗んだのは夏芽だった。「私が辞めたらせいせいするでしょう?」と夏芽。しかし、それでも澪は、夏芽に辞めてほしくない。なぜだか自分でも分からないが、この数カ月、夏芽と一緒に働いてきて、澪は素直にそう思う...「私、夏芽さんのこと好きだし」。

動揺する夏芽は「私は誰にも期待しない!もうあんな思いはしたくないの!」ナースエイドになる前、製薬会社で経理を担当していた夏芽は、親友でもあった同僚の横領に気付いてしまった。夏芽は「誰にも言わないから」と横領をやめるよう説得し、彼女も納得してくれたはずだったが、夏芽は彼女から裏切られ、逆に横領の罪を着せられて会社を追われてしまった。

そんな夏芽を拾ったのが猿田だった。星嶺医大でナースエイドとして働く代わりに、言うことを聞けと。「だから私は誰も信じないし、期待しないの」夏芽が人と深く付き合おうとしないのには、そういう理由があったのだ。しかし澪は「やっぱり夏芽さんて人間が好きなんですね」。人間が好きだから裏切られるのが怖い...嫌いになりたくないから期待しない...そんな夏芽の本心を見抜いた澪は「私は夏芽さんを裏切りません!私はナースエイドです。何を言われようが人に寄り添います」澪の揺るぎない思いに、夏芽は圧倒される。

夏芽に殴られて激怒する猿田を大河が一喝し、事態は大ごとにならずに済んだ。翌日、いつも通り出勤した夏芽は、香澄に「人に期待しないと人生は楽だけど、たまに期待してもいい人間っているから」。人が変わったような夏芽の言葉に、キョトンとする香澄。その病室に、クラスメートの茜が見舞いにやってくる。「先生、私これからどうしたらいいんですか?」澪は不安な気持ちを大河に打ち明ける。そんな2人の前に再び橘が現れ...「お聞きしたいことがあるんです」。橘は、統合外科が隠しているある重大な秘密に気付いていた。

■第8話の見どころ

橘の言う“星嶺医大の秘密”とは一体…澪は姉・唯の死に星嶺医大が関わっていることを知り、混乱を隠せない。そんな中、突如大河の家族だという少女・小夜子(永瀬ゆずな)が入院してくる。今すぐに手術が必要な危険な状態だが、小夜子にはどうしても手術を受けられない複雑な事情があった。

そして、この少女を通じて大河の知られざる過去が明らかとなり、澪との思わぬ共通点が見えてくる。一方、猿田に背いた晴美、夏芽、相馬の3人は、猿田の反撃を恐れていた。案の定、猿田はすでに火神に根回しをしていた。3人は火神に呼び出され、衝撃の通達を受ける。

■小野ゆり子のコメント

私の演じる早苗は、これまで登場した患者さんの家族とはこれまた違う事情を抱えており、主人公の澪や大河だけでなくきっと視聴者の皆さんを翻弄すると思います。なかなか手ごわい女性ですが...(笑)。彼女が突きつける難題に皆がどう立ち向かい、彼女自身もどう変化してゆくのか、最後まで見守っていただけるとうれしいです。

■永瀬ゆずな

小夜子ちゃんは、大河先生のひみつを知っている役で、私もどんな大河先生が見られるのかなぁって思いながら撮影しています。撮影の合間には、学校や給食の話をしたり、みなさんにやさしくお話をしてもらえて、とっても楽しいです。ぜひ、見てもらえたらうれしいです。

「となりのナースエイド」第7話より/(C)日テレ