Disney+」の「スター」オリジナルシリーズ『SHOGUN 将軍』が、2024年2月27日(火)に独占配信を開始。これに先駆けて、2月19日、都内にて開催されたジャパンプレミア試写会に、豪華キャスト陣が集結した。

【写真】オーディションを経て落葉の方を演じることになった二階堂ふみさん

本作は、戦国時代の日本を描くジェームズ・クラベルさんによる小説“SHOGUN”を、『トップガン マーヴェリック』の原案・ジャスティンマークスさん、そして本作で主演も務めた名優・真田広之さんらハリウッドの製作陣により完全映像化したもの。イベントには、真田広之さん(プロデューサー/吉井虎永役)、コズモ・ジャーヴィスさん(按針/ジョン・ブラックソーン役)、アンナ・サワイさん(戸田鞠子役)、平岳大さん(石堂和成役)、西岡德馬さん(戸田広松役)、二階堂ふみさん(落葉の方役)、ジャスティンマークスさん(エグゼクティブプロデューサー /ショーランナー)、レイチェル・コンドウさん(エグゼクティブプロデューサー)、ミカエラ・クラベルさん(エグゼクティブプロデューサー)が登壇した。

徳川家康インスパイアされた戦国武将・吉井虎永を演じる真田さんは「なぜ今この役を演じるのか。それは、やはりモデルである家康公の功績、戦乱を終わらせて長きにわたり平和な時代を築いたということを考えると、まさにこの時代だからこそ求められているヒーロー像なのではないかと考えたからです」と説明。

続けて「プロデューサーとして原作を尊敬し、原作に忠実にシナリオを描き、(エグゼクティブプロデューサーの)ジャスティンレイチェルに相談しながら作っていって。(自分は)勇気を持って飛び込んでくれたキャストたち、時代劇のスペシャリストのクルーたち、彼らの才能をいかに最大限引き出せるかというのが仕事で、常に現場で一緒に戦ってきました」と振り返り、見どころについては「全シーン、毎カットすべてだと言いたい。すべてのエピソードが宝物。回を増すごとに、濃く、激しく、ドラマチックに盛り上がっていきます」と紹介した。

また、本作への出演がオーディションで決まったという二階堂さんは「現場では素晴らしいスタッフ、キャストの中で、いろいろな経験をさせていただきました真田さんが積み上げてきたものがこの作品に詰まっているということを、現場からも、完成した作品からも感じました」とコメント。

ハリウッド作品ということで、撮影中は毎日「びっくりするような経験」ができたそうで、「作品を作るプロセスも全然違いましたし、本当に贅沢な時間を過ごさせていただいて。最初にセットを見学したときは、こんなに大きい照明が世の中に存在するのか…と思ったり。着物やヘアのセットも時間がすごくかかる撮影だったんですけど、その間でおいしい、おいしいドーナツとコーヒーがいただけて。それが憩いの場で、その後スタッフが私を見るたびに『ドーナツ?』って聞いてくるようになっていました(笑)」と笑顔を見せていた。

取材・文=平井あゆみ

ハリウッド作品初主演の真田広之さん。プロデューサーも務めた