昨年12月に昇格し正規メンバーになったNGT48、3期生の杉本萌さん。昨年を振り返ってもらいつつ今年の抱負を聞いた。

【写真】NGT48、3期生の杉本萌に今年の意気込みを聞いた

■「頑張りたいっていう気持ちがすごく高まり、そういう自覚や責任がすごく大きくなりました」

――ウォーカープラスには初登場となりますが、まずは自己紹介からお願いします。

NGT48 3期生の杉本萌です。長野県出身の18歳です。この春高校卒業して社会人になります。白いご飯が大好きで、長野のお米もおいしいですけど新潟のお米もおいしいなってすごく思いました。あと愛犬を2匹飼っていて、どっちも黒のラブラドール・レトリバーです。本間日陽さんが飼っているゴールデン・レトリバーのロンくんと一緒の大型犬です。

高校卒業して社会人になったら本格的にやってみたいことができました。まずは今からちょっとずつ進めたいなって思ってるんですが、手話を習得したいなって思っています。あとは最近、自分は芸術作品に結構興味を持っているんだってことに気づいたんですけど、美術館巡りとかをしたことがないので、できるような社会人になってみたいなって思ってます。

――早速ですが、「サマーコンサート2023」で昇格が発表、12月に昇格されました。振り返ってみて昨年はどんな年でしたか。

アイドル1年生としていろんなことを経験させていただいて、そして自分の身の周りの環境とかも本当に激動だった1年だったなって思います。2023年は土台固めをしたいっていう目標を立てていたので、その目標を達成できた1年だったんじゃないかなって。

――昨年8月に正式に昇格が発表されて、昇格する12月まで4カ月間あったわけですけど、どんな気持ちで過ごされてましたか。

4カ月の間も、今の公演とは別のひとつ前にやってた公演に先輩方と出演させていただく機会とかも多くありました。やっぱり昇格メンバーというふうに発表していただいた分、ファンの皆さんからも、先輩方と同じ目線で見られるというか、研究生だからって許されていた部分もあったかもしれないんですけど、昇格となると、そういうことももうなくなるのかなと。そう考えると先輩たちに追いつけ追い越せっていうガッツの気持ちがすごく芽生えたし、絶対に先輩方に追いつきたい、なんなら追い越すくらいの勢いで頑張りたいっていう気持ちがすごく高まり、そういう自覚や責任がすごく大きくなりました。

まずは正規メンバーとしての自分のポジションをいただけたことがすごくうれしかったのと、あとは正規メンバーとして、先輩方とやっぱり対等に見られているんだっていうことに責任を感じて、もっとパフォーマンスだったり、MCだったりを磨いていこうっていうふうに研究した部分も多かったので、自分の成長にも繋がったなとすごく思います。

――直近でステージに上がって、自分でここはうまくできたなっていうところがあれば教えてください。

私はあんまり歌うのは得意ではなくって、でも最近、「蒸発した水分」っていう結構高音で難しい曲のユニットがあったんですけど、その曲に参加させていただいていて、ずっと歌いづらかった高音がだんだんすんなり出てくるようになったことは自信に繋がりました。

自分で歌の練習をして、その練習の成果がちょっとずつ現れてきてるかなっていうふうに思えました。あとMCでも内心は結構ドキドキヒヤヒヤはするんですけど、先輩方にも突っ込みを入れたりお話を振ったりとか、MCの回しという部分もだんだん先輩を交えてもできるようにちょっとだけなってきたかなって。でも舞台裏では、さっきはすいませんでしたってずっと謝ってます(笑)。

――逆に、ここはまだうまくいかなくて反省点だなと思うところは。

ファンの方とのコミュニケーションっていうか、ステージ上でも見てくださってる方々に自分のことをどうやって見つけてもらえばいいのかとか、どういう工夫をすればいいのかっていうことをあんまりちゃんと習得しきれてなくって。

パフォーマンス中のアイコンタクトとか、いわゆるファンサみたいなレスと言われるものをうまくあんまりできてないなって思ったので、意識的に振りとかダンスとかもみんなとそろえるところはきちんとそろえるんですけど、そこから外れない程度に観に来てくださってる皆さんに、アイコンタクトを取れるようにちょっとずつ意識を傾けられるようになってるのかなって思います。

あと、さっき歌がちょっと上手くなってとか言ったんですけど、全然まだまだで歌もダンスもパフォーマンスもMCももっともっとうまくじゃないですけど、自分の存在をアピールできるような武器のひとつになれるように頑張らなきゃなっていう思うときはすごくたくさんあります。

■「どうしようじゃなくてやるんだっていう強い気持ちを持って頑張っていかなきゃなって思ってます」

――2024年はさらに上を目指して頑張る1年になりそうですね。ところで杉本さんが尊敬している先輩はいますか。

2nd写真集も発売されて今すごいタイムタイムリーなんですけど本間日陽さんです。日陽さんの写真集が素敵すぎて2冊も買いました!本当に日陽さんのパフォーマンスが大好きで、この前も日陽さんと一緒の公演に出演させていただいたときに、フォーメーションで結構近くでダンスできるときがあって、そのときに日陽さんから放たれているパワーをステージ上でビリビリ感じたんです。

もはや私は客席カメラを見ずに日陽さんを見ながら踊ってしまったくらい本当に日陽さんのパフォーマンスからパワーを感じて、私も絶対このパワーを放出できるようなパフォーマンスをするメンバーになりたいってすごく思いました。

ステージを観てる側からしても、パワーを放ってるメンバーってどうしても目が行くじゃないですか。だからそうやって、ステージにいるだけで日陽さんのように目を引けるようなメンバーになりたいなって。

日陽さんはNGT48に入る前は本当にかわいい方だなって思うぐらいだったんですが、入ってからはその凄さを肌で感じて、より一層好きになりました。憧れている日陽さんと同じステージに立つという、この恵まれた環境に置いていただいてるからにはもう学びきろうって思っています。

――同じステージに立ったときに本間さんから声をかけてもらったりしたんですか。

日陽さんと同じステージ立ててめちゃくちゃうれしいですっていうふうにちょっと愛の告白をしました。日陽さんは、「うれしい。ありがとう」って言ってくださいました。日陽さんからは公演のリハーサルで声をかけていただくことが多くて、それもパフォーマンス面でのアドバイスをしてくださったんです。止めるところをきちんと止めたらもっとメリハリが出ていいダンスができるよっていうふうに教えてくださって、もう泣きそうになりました。

――本間さんからのアドバイスはきっと一生忘れないでしょうね。

はい。アドバイスをいただいてから、特にダンスのメリハリに最近気をつけています。止めるところなど意識はしているつもりなので変わっていたらいいなって思います。

――そんな本間さんも春にはグループを卒業され、NGT48の1期生が次々と卒業するなか、NGT48が大きく変わっていく年になるのかなって思っているんですけど、杉本さんはどういう存在で頑張っていきたいと思ってますか。

私は、NGT48のエースって呼んでいただけるような存在になりたいってずっと思っています。今回こうやって先輩方がどんどんご卒業されていくなかでも、次は私たちが引っ張っていくんだっていう気持ちを持って、先輩たちが築き上げてきてくださったNGT48をもっとより飛躍させていける、その第一人者となるメンバーになれるように頑張りたいなって思ってます。

すごい先輩方が卒業されるって正直不安も結構あるんですけど、やっぱり後輩がその気持ち持ってたら絶対だめっていうか、きっとグループがこれ以上、上にいかなくなっちゃうなって思うので、どうしようじゃなくてやるんだっていう強い気持ちを持って頑張っていかなきゃなって思ってます。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

いつも応援してくださって本当にありがとうございます。今年3月に高校を卒業して社会人になって、一皮むけた杉本萌を見ていただけるように頑張ります。そしてこの1年は2023年で固めた土台を力一杯踏みしめて飛躍できる1年にしていけたらなと思うので、新しくなった杉本萌の姿をずっと見ていっていただけたらなと思います。

撮影・取材・文=野木原晃一

昨年12月に昇格し正規メンバーになったNGT48、3期生の杉本萌