沢尻エリカ

22日から、沢尻エリカが主演を務める舞台『欲望という名の電車』の大阪公演が行われる。薬物事件で表舞台から姿を消していたが、約4年ぶりに女優復帰を果たした。かつては「お騒がせ女優」のイメージが強かった沢尻。

今回の舞台では、「意外な姿」を見せていて…。

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■薬物事件から4年で復帰

沢尻は2019年に麻薬取締法違反容疑で逮捕。2020年に懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決が言い渡された。初公判では「女優業復帰は考えていない」と発言していたが、昨年11月に舞台『欲望という名の電車』で芸能界復帰することを発表したのだ。

『欲望という名の電車』は1947年にブロードウェイで初演され、1951年には映画化されアカデミー賞を獲得した名作。DVや同性愛、人種差別などを描き、沢尻は上流階級から転落して愛に破れて精神が崩壊していくヒロインを演じる。

2月10日から18日まで東京で、22日から25日まで大阪で上演される。

 

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■チケットは「即完売」の大反響

約4年ぶりの女優活動かつ沢尻にとって初めての舞台ということもあって、昨年の発表直後から大きな注目を集めていた。

ある芸能事務所関係者は、「昨年12月にチケットが発売されると、数分で売り切れになりました。沢尻さんが起こしたことは許されるものではありません。ただ、もともと女優として高く評価されていましたし、復帰を望む声も多かったんです。これほどの大反響になるのもうなずけます」と話す。

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■ブランクを感じさせない沢尻の演技力

先述したように、沢尻が演じるのは難易度の高い役柄。だが、ブランクを感じさせない芝居を見せているという。

「上流階級の女性役なので優雅に振る舞いながらも、内面で抱える苦悩や孤独を細かい表情で見事に表現していると評判です。舞台は編集できず、会場のお客さんに行き渡る声量も求められますが、沢尻さんの声はよく通っていたそうですよ」(前出・芸能事務所関係者)。

3時間超の長丁場の作品だが、多くの観客を惹きつけていたようだ。

 

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■稽古場で見せた「振る舞い」に驚愕

沢尻といえば、舞台挨拶で不機嫌な表情を浮かべて「別に…」と発言したり、二日酔いで映画の撮影に遅刻したことが報じられるなど、たびたび仕事先での振る舞いが問題視されてきた。だが、今回の舞台では違った姿を見せていて…。

「若手のタレントよりも早く稽古場に入り、セリフ合わせをしていたそうです。共演者の伊藤英明さんや他のタレントとも密に打ち合わせし、沢尻さんのほうから積極的に意見を出すなど、座長としてリーダーシップを発揮していたといいます。以前の彼女とは別人のような変わりように驚くスタッフも多いんですよ」(前出・芸能事務所関係者)。

一度は道を踏み外し、芸能界引退も考えたが、再スタートを切った沢尻。女優として、かつての「栄光」を取り戻せるか──。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『正直不動産2』(NHK)、『院内警察』(フジテレビ系)、『不適切にもほどがある!』(TBS系)。

沢尻エリカ、4年ぶり復帰舞台のリアルな評価 稽古場で見せた「振る舞い」に周囲も驚愕