巨人ドラフト3位ルーキー佐々木俊輔日立製作所・24)への期待度が高まっている。

 最初の紅白戦では4打数無安打に終わるも、2月18日に行われたサムスンとの練習試合では4打数3安打5打点と大暴れ。阿部慎之助監督も期待する大物ルーキーには球界内からも様々な考察の声が上がっている。

【巨人】『良いバッターの共通点を持っている』評価は去年の門脇以上!?ドラフト3位ルーキー佐々木俊輔の可能性について語ります!!【プロ野球】

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は2月22日に自身のYouTubeチャンネルに「【巨人】『良いバッターの共通点を持っている』評価は去年の門脇以上!?ドラフト3位ルーキー佐々木俊輔の可能性について語ります!!【プロ野球】」と題した動画を更新。佐々木の今後を占っている。

 高木氏はサムスン戦の内容を受けて「まず勝負強いのがいいな」と一言。2回二死二塁で回ってきた第1打席に基本に着実なセンター返しで点を返したことを受け、「ランナーいると打撃変わる人いるけど、社会人経験していることもあり素直にバットが出ている」と評価。打席で冷静に判断ができているとした。

 さらに光った点として、同場面は走者がバックホームしたことを見て、佐々木は二塁まで進塁。「この子はセンスあるんだろうなとすごく感じた」とコメント。状況を適切に判断できる走塁センスを持ち合わせていることも高く評価した。

 6回二死一、二塁の第3打席ではライト線へ2点三塁打を放った。この場面についても「バットの出方が素直」とした上で、「構えがどっしり感がある」と表現。構えがどっしりしていることの効用としては軸がぶれないとして、いい打者に共通する構えができていると指摘。正確にミートができているとして、打撃に関しては「非常に非凡なものがある」とここまでの段階で高い評価となった。

 今後はオープン戦が本格化していく中で壁にぶつかったときにどう対応していくかが、大事になるとした。

 昨年、ルーキーイヤーでブレイク、今季は遊撃を任される門脇誠も当初は打てなかったが、守備という武器があったことで道を切り開いていった。佐々木にとっては強肩や走塁技術がそれに当たるのか、いずれにせよ、今後も注目の存在となることは間違いない。

 昨年も高木氏のYouTubeでは同時期にルーキー時代の門脇をネクストブレイク枠として高く評価、そのままスター街道を歩んだ経緯もある。果たして今回の佐々木も門脇の後を追うように近未来のジャイアンツを背負って立つ逸材となるのか。今後の開幕までの道筋も話題を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

第2の門脇となれるか 注目の巨人ドラ3ルーキー佐々木俊輔 高木豊氏が指摘した「センスある」「いい打者に共通している点」とは