2月8日(日)に放送されるNHKスペシャル「ネクストワールド 私たちの未来」で、ナレーションを務める林原めぐみと、ネクストワールドのファンを公言する脳科学者の茂木健一郎ニコニコ生放送にて副音声企画を行うことが分かった。

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番組は、新たなテクノロジーが私たちの生活をどのように変えていくのかを、研究者たちへのドキュメント取材と近未来ドラマで構成して全5回シリーズで放送してきた。8日(日)に最終回を迎える。

今回、番組の最終回に合わせ、ニコニコ生放送では日本科学未来館のシンボル展示ジオ・コスモスの映像コントロールルームをキーステーションに、生実況を行う。生実況では林原、茂木に加え、理学博士で日本科学未来館科学コミュニケーターの松岡均氏、番組のエグゼクティブ・プロデューサーの寺園慎一氏と共に30年後の未来について語り合う。

林原は今回の生実況の出演について「非常に興味深く、非常に光栄なお仕事でしたので、何か私でお役に立てることがあるならぜひ協力したいと思いました。副音声やオーディオコメンタリーなど、番組について陰で語るのはある意味私のフィールドでもありますし、茂木さんにも一度お会いしてみたかったというのも大きな理由です」と出演の理由を語った。

さらに、全5回のナレーションを務めた番組の魅力を「ドキュメンタリーでありながら、途中でドラマなどが入ることによってリアル過ぎる現実が少し和らぎ、多少なりともエンターテインメントの延長上として見ていられるところでしょうか。数々のアニメ作品に関わってきた私にとって、やはり『アニメ』は現実と想像の間で楽しむもの。作品の描き方、描かれ方も常にハッピーなお話ばかりではないので、託された重みも同時に感じました」と感想を交えて紹介した。

茂木は、今回の生実況への参加を「宇宙や未来をテーマにした作品で、素晴らしいお仕事をされてきた林原めぐみさんとご一緒できて光栄です。ゲームを実況しながら楽しむ“実況者”が新しい文化として注目されていますが、テレビ番組の“実況者”というのもあるのかもしれませんね。『ネクストワールド』を、林原さんと一緒に心から楽しみ、未来への夢や希望を抱くことができたらうれしいです」と意気込んだ。

また、番組の最終回について「従来の常識を超える超高層ビルや、火星への移住計画など、人類のフロンティアのビジョンが描かれる内容に期待しています。今、人類のフロンティアへの希望と関心が高まっていて、私自身も宇宙に行き青く輝く地球を見たいと思っています。そんな私にとって、最終回は“未来へのガイドブック”かもしれません。人類の脳は、宇宙に進出することで、新たな目覚め・進化を遂げるかもしれない、そんな可能性さえ感じます」と独自の見解で期待感を表した。

ニコニコ生放送で実況を行う林原めぐみ