大好きな人と結婚したはずだったのに、夫と全然気持ちが通じ合っていないと感じるのはなぜ?――ワンオペ子育て、セックスレス、話の通じない夫…共感間違いなしのコミックエッセイ「始まりはレスでした」の連載がウォーカープラスでスタート。もしかしてうちってセックスレス?という、妻が気づいた違和感から、夫婦の関係を再構築する長い闘いが幕を開ける!

【漫画】本編を読む

第4回となる今回は「しんどいのは自分だけ?」をお届け。自分の感じている危機感を、思い切って夫・べるさんへ話すことに。

■ポメさん「べるさんは周りにいないタイプの人でした」

――今回はべるさんとの出会いが描かれます。どんなところが印象的でしたか?

べるさんは、それまで私の周りにあまりいないタイプの人だったのでとても新鮮でした。見た目的なものもそうなのですが(海じゃないのにサングラスをかけているということにまず衝撃・笑)、 喋り方がゆっくりのんびりで、こちらの様子をうかがいながら、気を遣って話してくれているのがわかって。このあと描く予定ですが、私が「ダメ男製造機」なのか、歴代つきあってきた人とは大体激しい口論の末、暴力を振るわれる…ということが多かったので。

――べるさんと話し合おうにもなかなか切り出せずにいる様子が描かれます。小さいお子さんを育てていると、2人で落ち着いて話す時間をとることすら大変だったのでは?

そうなのです。話し合うにしても話し合う体力、気力、時間、向き合う姿勢、これがないとできないと思います。どれが欠けてもできない。それは相手(夫)も同じなわけで。なので当時を思い返すと、べるさんもよく私の話し合いがしたい!という気持ちにしっかり応えてくれたなぁと思います。当時はそんなふうに感謝する余裕なんてなかったですが…。

――このように答えのない話し合いを夫婦でするとき、ポメさんが意識することはありますか?

どう話すか、話す内容、自分がどうしたいか、べるさんにどうしてほしいか、べるさんに何を聞きたいかを前もって考えておくことでしょうか。でもべるさんはいつも私のななめ上の反応をするので、結果的には私の話すプランはあってないようなものですね(笑)。

次回、ポメさんのモヤモヤの背景には母親の存在が。第5回の更新は3月7日(木)を予定。

「しんどいのは自分だけ?」より