カカオピッコマは同社が運営する電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」にて、2月21日から2月25日(日)までの5日間、秋田書店の不朽の格闘マンガ「刃牙」シリーズ・5タイトルを日替わりで全話完全無料公開する特別イベント「おいおいおい、ピッコマやばいぞ刃牙祭り!」を開催中。

【漫画】“クセ強”な死刑囚・ドリアンも登場!名作「バキ」の1話から読む

本イベントは、ピッコマアプリとピッコマWEBの全ユーザーを対象に「刃牙シリーズ」5タイトルが日替わりで、コイン・ポイント消費なし、待ち時間もなし……で全話完全無料公開となるもの。期間中はピッコマアプリ、WEB上に掲載されるイベントページもしくは、対象の作品ページにアクセスするだけで作品を楽しむことができる。

これを記念して、5タイトルそれぞれの中から、ウォーカープラス編集部イチ押しのベストバウトを連載形式で紹介する。本記事では、2月22日に配信されたシリーズ第2部「バキ」(全276話)にクローズアップ。

■「バキ」ジャック・ハンマー vs シコルスキー

第1部のラスボスでもあるジャック・ハンマーと、最凶死刑囚の一角・シコルスキーによる一戦。第2部冒頭でこそ存在感を放ったものの、その後は負けが続き、すっかり“弱い”イメージが定着してしまったシコルスキー。そんな彼が名誉を挽回するべく、3度も場所を変えながらくり広げたこちらの戦いは、各ステージのギミックの使い方がおもしろい。

そのなかでも特に印象的だったのが、第2の戦場となった電話ボックス内での攻防。2メートルを超える巨体のジャックに対して、シコルスキーはその体格が不利になるよう、狭すぎる空間でのバトルを仕掛ける……という展開なのだが、ここで光るのが、その直前まで電話ボックスを使っていたモブキャラ“ショウちゃん”の存在。

彼女と電話で話しているところに異様な風体のマッチョたちが入ってきて、逃げる間もなく乱闘を開始。ガラスは割れ、ボックスそのものも衝撃でひっくり返るほどの激戦がくり広げられるなか、同じ空間で絶叫しまくる……という役どころなのだが、こうした第三者のリアクションがあるからこそ、戦う当事者たちの強さも改めて強調され、鬼気迫る駆け引きを楽しむことができる。そんなふたりの戦いはどのような形で決着がつくのか!?ぜひ、自身の目で確かめてほしい。

ちなみに、このたびの全話完全無料公開後には、対象作品が「¥0+(ゼロエンプラス)」適用となり、引き続き多くのエピソードを「ピッコマ」にて無料で楽しめるようになっている。同期間に「刃牙シリーズ」5タイトルを全話完全無料で読めるのは「ピッコマ」のみなので、ぜひこの機会に、格闘マンガの名作を堪能してみてはいかがだろう。

文=ソムタム田井

「バキ」1巻で鮮烈な登場を果たした死刑囚・ドリアン/(C)板垣恵介(秋田書店)