3月1日から4月7日まで豊橋市美術博物館にて開催

1年9ヶ月に及ぶ大規模改修工事を経て、2024年3月1日にリニューアルオープンする豊橋市美術博物館(通称びはく)。そのリニューアルを記念した展示「ブルターニュの光と風 画家が憧れたフランスの異郷」を開催します。

本展では、ブルターニュ地方西端にあるカンペール美術館のコレクションを中心に、ブルターニュの風土や人々を描いた近現代の絵画60余点を通して、ブルターニュの魅力に迫ります。

会期は2024年3月1日から4月7日まで。展示のほかにも、講演会やワークショップ、コンサートなどの記念イベントが行われ、カフェではブルターニュ地方が発祥の地であるガレットなどコラボメニューも登場。

この春は新しくなった豊橋市美術博物館で、アートに浸ってみませんか?

  • 「ブルターニュの光と風」はどんな展示?

フランス北西部のブルターニュ地方は、その豊かな自然とケルトの伝統を受け継いだ独自の文化で知られています。サロンフランス政府による展覧会)で活躍した画家をはじめ、印象派、ポン=タヴァン派らはその荒々しい海や大地、住民の素朴な暮らし、独特の風習などに魅せられて画題に選びました。

本展では、ブルターニュの風土や人々を描いた近現代の絵画を紹介します。ウジェーヌ・ブーダン、ギュスターヴ・クールベ、ポール・ゴーギャン、モーリス・ドニら多彩な画家による60余点を通して、ブルターニュの魅力に迫ります。

  • ブルターニュの光と風の展示作品の一部を紹介

アルフレッド・ギユ《コンカルノーの鰯加工場で働く娘たち》1896年頃 カンペール美術館蔵       Collection du musee des beaux-arts de Quimper
リュシアン・レヴィ=デュルメール《パンマールの聖母》1896年 カンペール美術館蔵     Collection du musee des beaux-arts de Quimper
  • ブルターニュの光と風 担当学芸員より

近代化の進んだパリとは異なる海岸や荒野などの自然の情景や独特の民族風習に魅了された多くの画家たちがブルターニュに集まりました。本展はフランスでも異郷とされる地域の絵画を見るまたとない機会です。来館をお待ちしております。

  • 1979年開館の豊橋市美術博物館”びはく”が生まれ変わりました

エントランスにはエレベーターを設置し、車椅子やベビーカーでもスムーズに移動できるように

豊橋市美術博物館(愛称:びはく)は、1979年に吉田城址である豊橋公園内に開館。

2022年6月より老朽化による大規模改修工事で休館していましたが、2024 年3月1日にリニューアルオープンします。

改修工事では最新の空調設備や照明機器を導入し、資料の展示・保存環境が大幅に向上したほか、エレベーター、授乳室、キッズスペースなどを新設して利便性もアップ。2階展示室では新たに「とよはしの歴史」のセクションを設け、地域の歴史文化を紹介します。

また、館内の中庭が国島征二の彫刻作品による「光庭」(ひかりにわ)として生まれ変わったほか、地域の美術と歴史を核とする当館のコレクションを新たな展示構成によりご覧いただけます。

  • 関連イベント

じゃがいものガレット

会期中は関連イベントが目白押し。記念講演会やワークショップ、ミュージアムコンサートなどが行われます。

また館内のミュージアムカフェでは、ブルターニュ発祥のガレットなど、記念展とのコラボメニューが登場。

こちらもぜひ味わってください。


記念講演会「ブルターニュの光と風」
日時 3月3日(日) 午後2時~3時30分
講師 千足伸行氏(本展監修者、成城大学名誉教授、広島県美術館館長)
会場 講義室(聴講無料)
定員 80名(当日先着順)


びはく講座「ブルターニュの文化と美術」
日時 3月16日(土) 午後2時~3時

講師 当館学芸員
会場 講義室 定員 50名
参加費 資料代100円(申込:当館サイトまたは電話で受付)

展示解説
日時 3月7日(木)、3月31日(日) いずれも午後2時から

講師 当館学芸員
会場 1階展示室
参加費 無料(要観覧料、申込不要)


ミュージアムコンサート
アンサンブル クレール】(女声合唱)
日時 3月20日(水・祝) 午後3時~3時30分
会場 玄関ホール 参加費 無料(申込不要)

【豊橋交響楽団
日時 4月6日(土) 午後1時~2時
会場 北庭エリア(雨天時は玄関ホール) 参加費 無料(申込不要)

配信元企業:豊橋市

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