阿部監督が何を仕掛けるかも注目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 いよいよ2月23日からオープン戦がスタート。まず注目カードは開幕戦の〝前哨戦〟ともなる巨人阪神戦(沖縄セルラースタジアム)となりそうだ。

 巨人の対阪神戦戦績は昨季は6勝18敗1分けと惨敗。阪神の優勝が決まったのも巨人戦と過去にないほどに屈辱を味わってきた。

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 果たして阿部慎之助監督がどんなタクトをふるいチームを動かしていくのかに興味が高まる中、両指揮官ともにシーズンを見据えて、どんな手を打ってくるのかも、注目となりそうだ。

 打線では売り出し中のルーキーたちのパファーマンスも楽しみにしたいところ。ドラフト3位ルーキー佐々木俊輔日立製作所・24)は18日に行われたサムスンとの練習試合で4打数3安打5打点と活躍。春季キャンプで臨時コーチを務めた松井秀喜氏(ヤンキースGM特別アドバイザー)のアドバイスをしっかり生かした新フォームで力強く存在感を示した。

 また評価を高めているのは同じくドラフト4位ルーキー泉口友汰NTT西日本・24)にもある。佐々木と同じく18日のサムスン戦では2回二死から中前打で出塁すると、たびたびのけん制を受けながらも二盗に成功。その後も9回二死一、三塁の好機に左中間を破る適時三塁打をマーク。守備でも本職ではないサードを任されながら、好守を連発、走攻守でけれんみない働きを見せた。

 今季のチームの内野陣は新しく遊撃にコンバートとなった門脇誠を含め鉄壁の布陣ともいわれるが即戦力ルーキーが、今後はどういった役割を務めるか、注目されている。

 さらにし烈な外野手争いもみどころとなりそうだ。右翼は新助っ人のルーグネッド・オドーアが有力、残る中堅は注目ルーキーの佐々木、オコエ瑠偉松原聖弥、また左翼は昨年10本塁打をマークした秋広優人、ベテランの丸佳浩らが定位置を求めてひしめく。

 3月29日の開幕戦で激突する両球団の思惑も含めて、様々なポイントから楽しめる試合となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

いよいよオープン戦がスタート!GT戦の見どころは「売り出し中のルーキー」「し烈な外野手争い」