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アメリカで、動物を殺害する動画をSNSに投稿した女が逮捕された。『Fox News』『Newsweek』などが伝えている。

 

■動物虐待容疑で女が逮捕

19日、ペンシルバニア州警察アッパーダービー郡署は、動物虐待容疑で同州在住の女(28)を逮捕したと発表。動物愛護団体から「動物を殺す動画配信者がいる」などと通報が入ったことから、捜査が進められていた。

捜査員らが問題の動画を精査したところ、すぐに女の身元が特定できたため、その日のうちに逮捕に至った。女は容疑を認めており、保釈金が設定されたという。

 

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■生きたまま残虐な方法で…

警察の調べによると、女のSNSのアカウント上には233本の動画がアップされ、そのうち動物を殺害する様子を撮影した動画は4本見つかった。動画は今も閲覧できる状態だ。

動画内で殺害対象になった動物は、ハト、カエルニワトリ、ウサギ。例えば女が台所のシンクにハトやニワトリを置き、ナイフで生きたまま首を切断するといった内容になっている。

その他にもカエルの動画では、3匹の腹を割いて内臓を取り出す様子を配信。1匹目の時は「まだ生きている。ダンスしているみたい」などとコメントし、2匹目と3匹目に至っては、歌を口ずさみながら内臓を取り出している。

 

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■チャンネル登録者数は2万人超

いずれの動画内でも、女は殺害の実行前に「いいね」と「チャンネル登録」をするよう視聴者に強く呼び掛けている。

また、女は自身を「コンテンツ・クリエーター」と称して、インフルエンサーを目指していたと伝えられている。逮捕時のチャンネル登録者数は2万人を超えており、すでに一定のファンがいたようだ。コメント欄にリクエストを書き込み、女をあおる視聴者もいた。

同署の署長は女の犯行を「不快で野蛮な行為。人のすることとは思えない」と断罪。「さらに不安なのは、こうした動画を楽しむ人がいるということ。それを許容するプラットフォームがあるという事実です」と各社取材に話している。

 

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■犯行に批判殺到

逮捕のニュースが報じられると、ネット上では「動物を殺して再生数稼ぐとか、狂っている」「世の中にこんな残酷な人がいるのか」「更生の余地なし。死刑でお願いします」「目には目を。女にも同様の苦しみを与えるべき」などと、女を批判する声が殺到している。

その他、「チャンネル登録した人も同罪」「SNS側の責任もある。削除しないのが悪い」「こういう動画は一定の需要がある。見る人がいるから仕方ない」「表現の自由があるからね」などと、視聴者側のモラルを問う意見も上がっている。

動物殺害の動画投稿で批判殺到の女が逮捕 生きたまま切断して内臓を取り出し…