揚陸艦喪失が問題に?

度重なる黒海艦隊の損害が原因か?

イギリス国防省は2024年2月18日ロシア黒海艦隊の司令官ヴィクトル・ソコロフ提督が解任される可能性が高いとの見解を示しました。

黒海艦隊は2月に入ってからタランタルIIIコルベット「イワノヴェツ」、ロプーチャ級揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」をウクライナ軍の水上ドローンによる攻撃で立て続けに失っています。

それ以前にも、艦艇は水上ドローンにより何度か損傷を受けていましたが、2月15日に大型艦艇の「ツェーザリ・クニコフ」が沈没した件は衝撃だったようです。ロシア国防省は公に発表していないものの、ロシアプロパガンダテレグラムチャンネルでは、すでに解任されたという情報も出ています。

そのためイギリス国防省は、少なくとも「ツェーザリ・クニコフ」の沈没に関する内部調査が終了するまでは、元副官のセルゲイ・ピンチェク中将が司令官代理となる可能性が高いとしています。

沈んだ「ツェーザリ・クニコフ」と同型のロプーチャ級揚陸艦(画像:ロシア国防省)。