メガテンV

21日、任天堂NintendoSwitchから発売される新作タイトルを紹介する番組『NintendoDirect』を放送。その中で発表された作品が「完全版商法」だと疑問の声があがっている。

 

■『メガテンVV』は「完全版商法?」

この日、『NintendoDirect』内では様々な新作タイトルが発表に。任天堂IP作品の発表は少なかったため、盛り上がりには欠けたが人気作のリメイクや追加DLCの発表は話題を呼んでいた。

そんな中で注目を集めているのは『真・女神転生V Vengeance』だ。これに対して「完全版商法なのでは?」と賛否の声があがった。

 

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■アトラスあるあるな売り方

真・女神転生V Vengeance』は2021年11月に発売された『真・女神転生V』の完全版。プレイヤーの選択により物語中盤以降大きく分岐するシステムとなっており、本編のストーリー“創世の女神篇”のほか、虐げられた者たちの復讐譚となる新たなストーリー“復讐の女神篇”が追加される。

同作の開発元であるアトラスでは、他にも『ペルソナ』シリーズも展開しているが、これらの作品はどれも一度完結させた上で追加キャラと追加エピソードを加えた完全版を発売する売り方が主流となっている。

 

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■ファンからも疑問の声が

完全版を改めて発売する「完全版商法」だが、近年では「追加DLC」という形で展開されるため減りつつある。「完全版商法」の代表であるポケモンシリーズも「追加DLC」形式を採用していたり、同じアトラスから発売された『ペルソナ3リロード』はマレーシアのメディアが取材を行なったところ「完全版はない」と回答があったようだ。

これらに対してネット上では「なんでここまで完全版商法と言われてるのかというと……その……元々のボリュームが絶妙に不足してて……」「DLCは本編のおまけなのでいいけど完全版商法は前回のは未完成で今作が正史ですって顔してくるから償えよってなる」といった声があがっていた。

 

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■執筆者紹介

北田力也:エンタメ、ゲーム、グルメ記事を中心に執筆している20代ライター。

小学生のころ一度ゲームを引退したが、社会人になってから友人に誘われてNintendo Switchを購入したところ、その反動もあってかドハマり。『ポケットモンスター』シリーズやFPS系ゲームをはじめ、幅広くプレイしている。

なお、最近のマイブームは『Stardew Valley』で永遠と釣りをすること。

『メガテンVV』完全版商法にファンから疑問の声 「元々のボリュームが…」