西島秀俊主演の日曜劇場さよならエストロ~父と私のアパッシオナート~」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第7話が2月25日(日)に放送される。同作は、“ある事件”で家族も音楽も失った父・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田愛菜)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し親子の絆と人生を再生させていく、完全オリジナルのヒューマンドラマ。

【写真】西島秀俊“俊平”と新木優子“瑠李”、荷物を運びながら見つめ合う

■愛と魂の物語を彩る個性豊かなキャスト陣

西島、芦田の他、響の同僚のポジティブ思考で明るいトランペッター・森大輝役に宮沢氷魚、魔性のフルート奏者・倉科瑠李役に新木優子クラシックに恋する高校生・谷崎天音役に當真あみ、クラシックを諦めたチェリスト・羽野蓮役に佐藤緋美、プレッシャーに弱いティンパニ奏者・内村菜々役に久間田琳加が配役。

また、俊平の息子・海役の大西利空、響と海の母親・志帆役の石田ゆり子、晴見市の市長・白石一生役の淵上泰史、コンサートマスター・近藤益夫役の津田寛治、うたカフェの店主・小村二朗役の西田敏行、物語の鍵を握る謎の男・鏑木晃一役の満島真之介、市民オーケストラの団長・古谷悟史役の玉山鉄二が物語を彩る。

■これまでの放送では――

2023年、秋。元天才指揮者の俊平は、指揮者を辞めて一人きりでウィーンの街にいた。そんな俊平の元に、日本にいる志帆から5年ぶりに連絡が入る。画家の志帆にフランスで仕事が入ったため、日本で子どもたちの面倒を見てほしいと言う。

かくして、俊平は20年ぶりに帰国。しかし、響は俊平と目を合わせようともしない。おまけに音楽以外の能力がゼロの俊平は家事が一切できない。そんな状態の中、父子3人の気まずい生活が始まる。

やがて、晴見市役所観光課に勤める市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーの団長・古谷が、存続の危機にある楽団の指揮を俊平に頼み込む。実は、俊平が指揮をすることを、志帆が裏で古谷に約束していたのだ。

3月末での解散を余儀なくされていた晴見フィル。そんな中、あおぞらホールの閉館が3月末から2月末に繰り上げになった。おまけに市側は今後一切、晴見フィルの新規イベントは受け付けないという。練習場所も失ってしまい、ちゃんとした舞台もないまま、解散することになってしまう団員たち。

落ち込む彼らに小村は、恒例行事の梅まつりゲリラ的に最後のコンサートを開いてはどうかと提案。古谷を中心に、市側にバレないようにコンサートの準備を進めていく。そして、「さよならコンサート」に向けて動いていく中で、俊平は近藤の密かな夢を知る。さらに、瑠李の知られざる素顔に気付くことに。

■第7話では――

あおぞらホールがついに閉館となった。活動期間残り1カ月の晴見フィルは、練習場所を失い、コンサートの予定もない中、やれることがなくなりバラバラになってしまう。困り果てた団員たちは小村に相談するが、小村は自身の喜寿を記念した人生初のライブを控えていて、それどころではない様子。しかしそこで、予期せぬ事態が起きてしまう。

一方、天音は響からバイオリンが上達していることを褒められる。しかし、天音はある悩みを抱えていた。そんな中、鏑木が夏目家にやって来て、ドイツの名門交響楽団から俊平に常任指揮者のオファーがあると話し出す。それはかつて俊平が夢にまで見た憧れの舞台。俊平にとって二度とないチャンスが訪れる。

――という物語が描かれる。

■俊平に一世一代のチャンスが舞い込むが…

公式HPなどで公開されている予告動画では、鏑木が俊平に「ノイエシュタット交響楽団からの正式なオファーです」と告げるシーンや、「行くべきでしょ。この先、指揮者としてやっていくなら…」と複雑な思いを抱える響の姿などが描かれている。

一方で、「人生初のリーダーライブ!」とうたい、ばっちり決めた写真を載せたチラシで自身のライブを大々的に宣伝する小村。「気持ちよくね、演奏してみてぇなぁ」と、晴見フィルの団員らに囲まれながらクラリネットなどの楽器を一生懸命に練習している。しかし、大輝が血相を変えて「おじいちゃん!」と叫ぶ姿も。

さらに、「やりたいことやれよ!」と追いかけ腕をつかむ海に、「どうせ私には無理だから」と泣きながら訴える天音の姿や、「いつまで自分にうそをつき続けるんですか!」と俊平を叱責する鏑木の姿なども映し出されている。

第7話放送を前に、SNS上では「俊平、ドイツに行くの!?」「響は素直になれるのかな」「音楽を通して、次々とメンバーが救われていく…」「音楽が楽しめるところも好きだし、俳優の演技力がすごい」「初のリーダーライブ早く見たい!」といった声などが上がり、話題となっている。

さよならエストロ~父と私のアパッシオナート~」第7話は、2月25日(日)夜9:00よりTBS系にて放送。

「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第7話では、西田敏行“小村”が楽器を猛練習する/(C)TBS