24日に控えているプレミアリーグ第26節のエヴァートン戦を前に、ブライトンロベルト・デ・ゼルビ監督が記者会見に出席。日本代表MF三笘薫の欠場の可能性について言及した。24日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 三笘は、18日に行われた第25節のシェフィールド・ユナイテッド戦で、イングランド人DFメイソン・ホルゲートの悪質タックルを受けた。幸い大ケガにつながることはなかったものの、一歩間違えれば選手生命が脅かされかねないほどの危険なチャレンジだったこともあり、ホルゲートには多くの批判が集まる事態となった。

 ホルゲートの行為は、シェフィールド・Uを率いるクリス・ワイルダー監督に「正しい判断が下されたと思う」と言わしめ、エヴァートン時代の同僚だった元スペイン代表FWジェラール・デウロフェウには「この男は僕のチームメイトだったが、僕はこのようなことを目の当たりにし、心が張り裂ける。なぜなら僕はそれを直接体験しているからだ」と断罪された。一方、ホルゲートは同件を受けて人種差別の被害に遭っており、シェフィールド・Uが声明を発表して差別を非難している。

 エヴァートン戦前の記者会見に出席したデ・ゼルビ監督は、三笘がシェフィールド・U戦で「背中の問題」を抱え、それが原因となりエヴァートン戦を欠場する可能性があることを示唆した。なお、同指揮官は「ミトマが欠場することになったとしても、それはホルゲートによるチャレンジの結果ではない」と、悪質タックルとの因果関係を否定している。

ピッチで治療を受ける三笘 [写真]=Getty Images