テレビアニメ「忍たま乱太郎」の劇場アニメ最新作となる「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」が、12月に公開されることが決定した。スタッフの顔ぶれが明らかになっており、超ティザービジュアルと超特報が公開されている。

同作は、テレビシリーズの脚本家を務める阪口和久が2013年に著した「小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」(朝日新聞出版刊)の初映像化作品。「忍たま乱太郎」の劇場アニメは、11年に公開された「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」以来となる。

乱太郎役の高山みなみきり丸役の田中真弓しんべヱ役の一龍斎貞友、土井半助役の関俊彦とテレビシリーズおなじみのキャストが集うほか、監督として前作「忍術学園 全員出動!の段」を手がけた藤森雅也が再登板し、脚本を原作小説の著者である阪口自らが担当する。アニメーション制作はテレビシリーズから引き続き亜細亜堂が担う。

超ティザービジュアルは「迫る、白き闇。」というコピーとともに、忍術学園一年は組の担任である土井先生が、いつになく真剣な表情を浮かべる姿を描いたイラスト。同ビジュアルを使用した超特報には、関によるナレーションが収録されている。

キャスト、原作者、スタッフからのコメント全文は以下のとおり。

高山みなみ(乱太郎役)】
すごい! そしてうれしい! 今年32シリーズ目に入りましたが、そこで3作目の劇場版のお話ですからね。感動です。
きり丸しんべヱや一年は組の仲間と共に、実戦に強いところを見せられたら最高ですね。乱太郎個人では、保健委員として人を助けたり、得意の絵や走りを披露できたらうれしいです。
そして、ファンの皆様。長きに渡り応援ありがとうございます。信じる、敬う、友情、勇気……いろいろなことを学ばせていただいている作品です。
皆さまの心に響く100%超の劇場版になるよう力を注ぎます。どうぞお楽しみに!

田中真弓(きり丸役)】
めちゃくちゃ久しぶりの「忍たま乱太郎」の劇場版!! とてもうれしいです♪
それも噂によると、きり丸にとっては兄のような父のような大切な存在の土井先生のお話らしいじゃないですか~?
これは、きり丸としても♬そうさ~100%勇気~もう頑張るし~かないさ~!!!!!!
頑張りますよ~。
ギャグアニメの「忍たま乱太郎」ですが、色々な設定資料を見ると奥が深いんですよね~。
この劇場版は、きっとその辺りも、忍たまファンを喜ばせてくれるに違いない!! のです。ご期待ください!!

一龍斎貞友(しんべヱ役)】
おっ! なんと待ちに待った映画化! ブラボー!
今からどんな作品なのか、ドキドキワクワクがしんべヱのボディのようにパンパンに膨らんでおります。
しんべヱは作品のなかでよく食べて、よく寝て……いえいえ、寝てはいられませんよ。
乱太郎きり丸スクラム組んで元気いっぱいあばれまくってくれることでしょう。
忍たまとその仲間たち!? が大スクリーンで縦横無尽に活躍する姿、そしてハートフルな世界観を存分にお楽しみ下さい! 乞う! ご期待!!

関俊彦(土井半助役)】
忍たま乱太郎」劇場版というと、2011年の「忍術学園 全員出動!の段」以来。久々のアニメ劇場版にワクワクしています。
しかも今回は、なんとファンの皆さんから絶大な支持を得ているという名作小説の映画化。
いつもテレビで見ているお子さんたちのみならず、放送が始まった頃に見ていた、今は大人となった方たちまで、幅広い層の皆さんに楽しんでもらえる作品になると思います。
今年の12月は、ぜひファンの皆さんと「忍たま乱太郎」で盛り上がることができたらうれしいです!

【尼子騒兵衞(原作者)】
みなさま!! お待たせいたしました!! 「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」いよいよ満を持しての登場です。
阪口和久先生著「小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」はファンのみなさまから「劇場版で見たい!!」というお声がますます高まっていて、「いや、実は、なるのよ、映画に!!」と、どれだけ言いたかったか!! 口がムズムズしていました。
阪口先生の描く忍者はガチです、真剣です、クソ真面目です。
ふだんは見られない、あの顔この顔が見られます。
でも、ご油断召さるな、そこは、あの、"忍たま"の面々です。「真面目に忍者させてなるものか!!」と、勝手に動く、動く……。はたしてこれで忍術学園最大の危機を救う事ができるのか!?
皆さまどうか手に汗握って、時にはお腹を抱えて、忍たまたちの活躍の目撃者となってくださいませ。私も固唾をのんで見守ります。

【阪口和久(脚本)】
小説を書いたきっかけは、尼子先生と当時の編集氏が居並ぶ宴席で、私が「小説書いてみたいんですけど」と言い出したことで、お2人はその戯言を快くお引き受けくださいました。
今回の映画化で、(原稿が遅れてご迷惑をかけた)お2人に、少しでも恩返しができたのであれば良いのですが。
幸いにも良い評判を得たようで、このたび亜細亜堂で藤森監督の手により映像化される運びとなりました。
藤森監督は、いったいどんな戦闘シーンを作ってくれるのでしょうか。すでに自分の仕事パートは終わり、気分は一般観客。
今からワクワクしています。

【藤森雅也(監督)】
13年ぶりの乱太郎です。
出戻りにとってなかなか手強い作品でして、膨大な歴史考証、お約束、キャラ関係を再勉強中です。
ただ、今の自分に監督オファーが来た意図を考えますに、けっして過去作と同じようなフィルムを作ってほしいわけではなかろうと。
そのあたり、存分にアクセルを踏み込んで行く心積もりですので、今までにない忍たま乱太郎、ぜひ楽しみにお待ちください。

小説版を初映像化 (C)尼子騒兵衛/劇場版忍たま乱太郎製作委員会