BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)では、2月25日(日)に開催される明治安田J1リーグ開幕戦「東京ヴェルディVS横浜F・マリノス」を昼1時55分より生中継する。実況は吉松欣史アナウンサー、解説は元サッカー日本代表北澤豪が担当。31年ぶりに実現した、Jリーグ元年と同じ“伝説の開幕カード”がよみがえる。

【写真】若手のホープ、DFとして活躍する谷口栄斗選手(東京ヴェルディ)

Jリーグ元年に行われた伝説の開幕カードが国立競技場に再来

16年ぶりにJ1復帰を果たした東京ヴェルディと、2年ぶりのJ1王座奪還を目指す横浜F・マリノスによる開幕戦は、Jリーグ元年の1993年に行われた開幕戦「ヴェルディ川崎VS横浜マリノス」と同カード。当時と同じ国立競技場で開催されるとあり、Jリーグを象徴する伝統の一戦の再来に注目が集まっている。

今回解説を務める北澤は、ヴェルディ川崎の一員としてJリーグ元年の伝説の開幕カードにも出場。三浦知良ラモス瑠偉らとともにヴェルディ黄金時代を支える主力選手の1人として絶大な人気を誇り、J1リーグ戦では264試合、1991年1999年までの間に務めた日本代表としては国際Aマッチ59試合に出場した。現在は日本サッカー協会参与、フットサル委員長、日本障がい者サッカー連盟会長を務め、世界の子供たちを支援する活動を行っている。

そんな北澤は、本カードの見どころについて「長くJリーグをけん引してきた横浜F・マリノスは、昨シーズンの優勝こそ逃したものの、個人的には最強のチームだと思っています。簡単にはいかないと思いますが、ヴェルディが自分たちのスタイルをぶつけていけるかがポイントで、森田晃樹選手・谷口栄斗選手・綱島悠斗選手に注目しています」とコメントを寄せている。

北澤豪が注目する東京ヴェルディの若手選手たち

北澤から注目選手として名前の挙がった森田選手は、東京都出身で東京ヴェルディジュニアからジュニアユース、ユースを経て昇格してきた23歳のMF。2019年にトップチームに入団し、同年8月24日水戸ホーリーホック戦でプロ入り初ゴールを決めた。本カードでも得点なるか、期待が高まる。

谷口選手は、東京ヴェルディアカデミーから国士舘大学を経て、2022シーズンから東京ヴェルディに正式加入した24歳。守備の要であるDFとして活躍する彼は、過去のインタビューで「体を張ったりして負けないというのは意識している」と語っていた。その粘り強さが本カードではどのように活かされていくのか要注目だ。

そして綱島選手は、東京ヴェルディアカデミーから国士舘大学を経て、2023年に東京ヴェルディに正式加入した23歳のMF。188cmの長身とそれを活かした対人能力が武器であり、過去には「運動量に自信を持っていて、誰にも負けない。入って戻り切るところも自信がある」とコメント。自慢のスタミナは、横浜F・マリノスにとって脅威になり得る可能性を秘めている。

ベテラン選手はもちろん、若手選手たちの活躍にも期待したい本カード。Jリーグ注目の大一番となる開幕戦に先立ち、BS松竹東急では2月23日(金)夜11時より、東京ヴェルディを毎週アツく応援する新番組「カモン!ヴェルディ!!」の放送がスタートする。

同番組では、前節の結果や次節の見どころをはじめ、旬の選手へのインタビューや特別企画など、東京ヴェルディの最新情報を毎週お届け。東京ヴェルディのOBであり、開幕戦の解説も務める北澤が同番組にも出演し、趣味がブラインドサッカーというフリーアナウンサーの勝野みなみと共に番組MCを務める。

MF・森田晃樹選手(東京ヴェルディ)/(C)TOKYO VERDY