揚げた天ぷらが理想通りのサクサク食感にならずにがっかりしたことはありませんか。揚げ方のコツをつかめばその悩みが解消するかもしれません。日清製粉グループが公式サイトで回答していたコツを参考にしてみましょう。

温度、順番、量 覚えておきたい揚げ方のコツ

天ぷらサクサク食感に仕上げたいのなら、今まで意識しなかった点を改めて考えてみると効果があるかもしれません。日清製粉グループの公式サイトで公開された揚げ方の基礎とコツを元に学んでいきましょう。

一度温度が上がった油の温度を下げるのは難しいので、揚げる温度が低くても良いものから順に揚げていくのが基本です。野菜と魚介であれば、野菜を先に揚げます。

日清製粉グループ ーより引用

「まずは揚げる温度が低いものから」を意識するのですね。その日に揚げたい具材によって順番を変えましょう。

また、衣はたっぷり付いていたほうが見栄えがよくなります。しかし、例えば大葉の色を出したいなど、素材の色味を出したい時は、衣を少し落とすのもOK。

もし衣がもったりとして重く感じられた場合も、少し落としたほうがいいでしょう。そのほうが、サクサクに仕上がります。

さらに、揚げた後の油切りも、サクサク食感を作るためには大切なこと。

菜箸で持ち上げたら、鍋の上で軽く上下に振って油を切り、網に乗せます。余分な油を取るためにキッチンペーパーに乗せる人も多いですが、実はNG。キッチンペーパーに触れている面が蒸されてしんなりしてしまうのだそう。

可能であれば天ぷら鍋で作ることをおすすめしますが、フライパンでも天ぷらは揚げられます。油の量の目安としては、直径27㎝の大きさのフライパンなら深さ2㎝くらいが目安です(約750㎖)。

日清製粉グループ ーより引用

天ぷらは深い天ぷら鍋でやるものと考えがちですが、適切な油の量を守ればフライパンでも問題ありません。手入れが大変な天ぷら鍋を使うよりも手軽に揚げられるので、ハードルも下がるのではないでしょうか。

サクサクでおいしい天ぷらは、家ではなかなか成功しないもの。しかし、日清製粉が公式サイトで回答しているコツの数々を意識すれば、今までよりも成功率が上がるかもしれません。これからはぜひ取り入れてみてください。


[文・構成/grape編集部]

出典
日清製粉グループ
※写真はイメージ