ラ・リーガ第26節が24日に行われ、アルメリアアトレティコ・マドリードが対戦した。

 前節はラス・パルマス相手に5-0の快勝劇を演じ、ラ・リーガで3試合ぶりの白星を手にしたアトレティコ・マドリード。今節は今シーズン開幕以来未だ勝利のない最下位アルメリアのホームに乗り込んでの一戦。現在は勝ち点「51」の4位につけているものの、5位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差は「2」まで縮まっている。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内をキープし、上位勢にプレッシャーをかけるためにも今節は白星必須の一戦だ。

 試合開始早々の2分、敵陣左サイドでボールをキープしたヘイニウド・マンダーヴァが巧みなドリブル突破でボックス内左へ侵入。マイナス方向への低い折り返しアンヘル・コレアがダイレクトボレーで沈め、アトレティコ・マドリードが先制に成功した。10分には敵陣中央でこぼれ球を拾ったコケからロドリゴ・デ・パウルを経由しボックス内のメンフィス・デパイにボールが渡るも、右足で放ったシュートは惜しくも枠の左へ外れる。

 アルメリアの反撃は27分、マルク・プビルが右サイドから中央へ持ち運ぶと、ボールを引き取ったルカ・ロメロが反転から左足を一閃。強烈なシュートがゴール右下隅に突き刺さり、試合を振り出しに戻した。なお、ロメロミランからレンタル加入後初ゴールとなっている。追い付かれたアトレティコ・マドリードは圧力を強め、32分にはサムエウ・リーノがコレアとのパス交換から鋭いシュートを放つもGKがセーブ。前半はこのまま1-1で終了した。

 後半も主導権を握ったのはアトレティコ・マドリード。48分にデパイが際どい直接FKを放つと、57分にはナウエルモリーナのロングフィードを収めたロドリゴ・デ・パウルが左サイドをドリブルで持ち上がる。最後は右足のつま先でゴール右下に流し込み勝ち越しに成功した。畳み掛けるアトレティコ・マドリードは63分、ロドリゴ・リケルメが思い切ったミドルシュートを放つ。しかし、ディフレクトしたボールはクロスバーを叩いた。

 するとその直後、アルメリアはジョナタン・ビエラとのパス交換でボックス内右へ侵入したロメロが左足アウトサイドでシュートを放つ。ボールはGKヤン・オブラクのニアサイドを破ってネットを揺らし、再び試合を振り出しに戻した。その後は拮抗した展開が続き、最終盤には両チームがチャンスを作り合う。アトレティコ・マドリードは90+4分、途中出場のアルバロ・モラタが相手DFのクリアミスを拾ってシュートを放つも枠の上へ。

 その後はアルメリアにも決定機が訪れたものの決め切ることができず。試合はこのまま2-2で終了し、アトレティコ・マドリードは連勝を逃すこととなった。次節、アルメリア3月1日にアウェイでセルタと、アトレティコ・マドリードはホームでベティスと対戦する。

【スコア】
アルメリア 2-2 アトレティコ・マドリード

【得点者】
0-1 2分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード
1-1 27分 ルカ・ロメロ(アルメリア
1-2 57分 ロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード
2-2 64分 ルカ・ロメロ(アルメリア

アルメリア戦で先制点を奪ったアンヘル・コレア [写真]=Getty Images