『ミニオンズ』『怪盗グルー』シリーズを手掛けたイルミネーションアニメ映画『FLY!/フライ!』より、声優キャストの羽佐間道夫と池村碧彩という“年の差83歳コンビ”が、可愛さあふれるやりとりを魅せる本編映像が解禁された。

【動画】グウェンの“お願い”顔がかわいすぎ! 映画『FLY!/フライ!』本編映像

 大ヒット作『ミニオンズ』『怪盗グルー』『SING/シング』『ペット』シリーズを生み出し、全世界累計興行収入13億ドル(約2000億円)超え、日本でも140億円突破の特大ヒットとなった『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を手掛けたイルミネーション。同アニメーション・スタジオが、『SING/シング』以来7年ぶりの完全オリジナルストーリーで贈る本作は、渡り鳥なのに1度も移動をしたことがないカモの一家の初めての大移動を描いた心温まる物語だ。

 とても家族思いだけどちょっと神経質な父親のマック堺雅人、明るく頼れる家族の要・母親のパムを麻生久美子、好奇心旺盛で自立に憧れる兄ダックスを黒川想矢、そして元気いっぱいでお転婆な妹グウェンを池村碧彩が演じる。

 カモ一家の旅を素敵に彩るキャラクターにも豪華キャストが集結。トラブルメーカーとして悪気なく一家を振り回してしまうものの、どこか憎めないダンおじさん役には羽佐間道夫。一家が旅の途中で出会う不気味で年老いたサギのエリン野沢雅子。NYのハトのリーダーチャンプの友人で、故郷のジャマイカを恋しく想いながら人間のペットとして生活するオウムのデルロイ役には、関智一。ヨガトレーナーとして仲間のアヒルたちのメンタルを整えるアヒルのグーグー役には、鈴村健一。さらに、一家が冒険に出るキッカケとなった渡り鳥家族の娘キム役を芹澤優、キムの父親ジョー役を谷山紀章、キムの母親のエリー役を喜多村英梨、グーグーの仲間役を愛河里花子が演じる。

 今回解禁されたのは、池村碧彩と羽佐間道夫という“年の差83歳コンビ”が演じた本編シーン。神経質で心配性だった父・マック堺雅人)が初めて“渡り”を決意し、母・パム(麻生久美子)、兄・ダックス(黒川想矢)、そして池村が演じる妹・グウェンら一家で旅に出ようとした直前、羽佐間が扮するダンおじさんとばったり遭遇してしまう。どこか憎めないチャーミングさはあるものの、ダンおじさんは気難しいトラブルメーカー。一世一代の大決心をし、危険が伴うかもしれない新たな世界へと飛び立とうとしている一家にとっては、不安の種にもなる存在だ。

 子供たちの安全を第一に考えるマックとパムが不安な気持ちを抱く中、無邪気で元気いっぱい、お転婆盛りのグウェンは「おじさんも来る?ジャマイカ行くんだよ!」と“はじめての冒険”に大興奮しながらダンおじさんを誘う。「いや、オレはやめとこう」と断られるも、どうしても一緒に行きたいグウェンには諦める気配がない。最後には、大きく息を吸い込み声が枯れるまで「プリ~~~ズ!」と言って倒れ込み、「グウェンのお願い…」と上目遣いで見つめる最終手段に打って出る。ダンおじさんは、そんな可愛すぎるグウェンの姿にハートを奪われ、「こりゃ負けるわ!」と一家と共に飛び立つ決意をするのだが…。

 この最上級の“可愛すぎるお願い”でハートをわしづかみにするグウェンを、わずか7歳、そして声優初挑戦という中で見事に演じた池村について、レジェンド声優の羽佐間は「ものすごく息の長いフレーズでダンおじさんに『お願い』『プリーズ』って言うのがあったけど、あれを吹き替えるのは大変だっただろうと思います。でも、あおちゃんは『ちょうどよかった』なんて言っていて」と驚いた様子。そして「本当にいいカットですよね。僕はあのシーンは忘れられないな。こんな風にやってねだられたら何でもやっちゃうよ」と、83歳も年の離れている池村の表現力を絶賛している。

 小さな池から一度も出たことがない渡り鳥のカモ一家。はじめて挑んだ旅の途中、彼らには素敵な出会いと奇想天外なトラブルの数々が待ち受ける。果たして、初めての“渡り”はうまく行くのか?目的地へ向かう3000キロメートルの道中で彼らが見つけたものとは。ダンおじさんとグウェンのキュートな姿にもぜひ注目して欲しい。

 アニメ映画『FLY!/フライ!』は、3月15日全国公開。

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