【いま注目のトレンドワード・364】 2月14日に「ルックバック」がXでトレンド入りした。同作品の劇場アニメ公式アカウントが登場し、劇場版アニメ化及び全国公開を発表。合わせて制作スタッフやティザー映像などの情報も解禁となり、大きな話題を呼んでいる。公開された情報を詳しく見ていこう。

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●人気作品に携わってきた「バケモノアニメーター」が制作に参加!



 劇場版アニメ6月28日に公開されることが発表された「ルックバック」。「週刊少年ジャンプ」のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて2021年に配信された、「チェンソーマン」の作者・藤本タツキ氏の読み切り作品だ。

 同作は性格が正反対の2人の少女が漫画に青春を捧げ、それぞれに見る未来が描かれた物語。配信が開始されると、なんと配信初日に閲覧数250万以上を記録。大きな話題を呼び、「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位にも選ばれている。

 劇場版アニメの監督・脚本・キャラクターデザインを担当するのは、「チェンソーマン」に悪魔デザインで参加した押山清高氏。藤本氏は「押山監督はアニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーター」とコメントしている。

 それもそのはず、押山氏はこれまで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などの人気アニメ作品にも携わってきたクリエーターだ。

 他の読み切りや過去作も評価の高い藤本氏。「ルックバック」映画化が発表されると、ファンからは「『さよなら絵梨』もアニメ化してほしい」「『ファイアパンチ』の映像化も夢じゃない?」など、藤本氏の他作品のアニメ化や映画化を望む声が続出した。

 「さよなら絵梨」は22年に配信された作品で、「ルックバック」同様読み切り作品。一方の「ファイアパンチ」は「チェンソーマン」以前の連載作品で、18年に完結している。「このマンガがすごい!2017」オトコ編第3位にライクインするなど、連載当時から人気の高い作品だ。

 6月に公開される劇場版アニメルックバック」。豪華制作陣たちがどのような映像を見せてくれるのか、完成を楽しみに待ちたい。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
話題の読み切り漫画が劇場版アニメ化(画像はイメージ)