リーグ・アン第23節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsスタッド・レンヌが25日にパルク・デ・プランスで行われ、1-1のドローに終わった。

リーグ3連勝で首位を快走するPSGは、7位のレンヌを相手に4連勝を狙った。ルイス・エンリケ監督は2-0で勝利したナント戦から先発5人を変更。マルキーニョスやザイール=エメリがスタメンを外れた一方、ムバッペやデンベレが復帰した。

試合はホームのPSGがボールを握って押し込む展開に。アタッキングサードでデンベレやムバッペの仕掛けで局面の打開を図るなか、序盤はミドルレンジからの強引なシュートが目立つ。20分にはデンベレとのパス交換でペナルティアーク付近でボールを受けたヴィティーニャがゴール左隅へ決定的なシュートを飛ばすが、これはGKマンダンダの好守に遭う。

一方、ヨーロッパリーグの疲労が見受けられるレンヌだったが、鮮やかな個人技からワンチャンスを活かして先制点を奪う。33分、相手陣内中央でデジレ・ドゥエから足元にパスを受けたグイリが強引に中央突破を仕掛けてDFダニーロを裏街道で抜き去ると、最後はGKとDFに寄せられる寸前で右足アウトにかけた見事なシュートをゴールネットに突き刺した。

失点後にすぐさま反撃の姿勢を見せたものの、なかなか攻撃のリズムを掴めずに1点ビハインドで試合を折り返しPSG。後半はイ・ガンインを下げてアセンシオを投入し、早い時間帯のゴールを目指すが、前半同様に苦戦が続く。59分にはデンベレが見事な左足のシュートでゴールに迫るが、GKマンダンダの好守に遭う。

この苦しい展開を受け、ルイス・エンリケ監督はムバッペやデンベレ、バルコラと主力アタッカーを下げてコロ・ムアニ、ゴンサロ・ラモスらを投入。さらに、長期離脱明けの攻撃的な左サイドバックのヌーノ・メンデスもピッチに送り込んだ。

後半終盤を向開けて専守防衛の構えを見せるアウェイチーム相手に決死の猛攻を仕掛けていくと、87分にはボックス内でドゥエと交錯したゴンサロ・ラモスがPKを獲得。だが、オンフィールド・レビューの結果、接触なしとの判定でゴンサロ・ラモスイエローカードが出る。

これで万事休したかに思われたが、後半アディショナルタイムにボックス内でゴンサロ・ラモスがGKマンダンダと交錯すると、オンフィールド・レビューの結果、今度はPSGにPKが与えられた。そして、これをゴンサロ・ラモス自らきっちり決め切り、苦しんだレンヌ戦を劇的ドローで終えた。

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