ダブルチート

4月26日よる8時から、主演・向井理によるドラマ8『テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』が放送されることが決定した。

 

■悪を裁くクライム・エンターテイメント

数多くのヒット作を生み出してきたWOWOWテレ東の初共同製作となる今作。

主演に向井、さらに脚本・𠮷田康弘氏や監督・河野圭太氏など数々の話題作を手掛けてきたクリエイター陣を迎え、近年ネットの普及と共に拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライム・エンターテイメントだ。

また、Season2の制作&WOWOWでの放送・配信が既に決定している。次々に繰り広げられるハラハラ・ドキドキの展開に注目だ。

 

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■異なる2つの顔を持つ主人公

交番勤務の警察官・多家良啓介(たから・けいすけ)は、とある商店街の交番に勤める真面目で頼られる存在。しかし、多家良には誰も知らない過去と裏の顔が…。それは法では裁けない相手ばかりを狙う「詐欺師K」。

かつての多家良はとある大物詐欺師を追う捜査二課の刑事だった。彼は、なぜ警察官でありながら詐欺師の仮面をかぶることになったのか。その裏に隠された過去とは。法を超えて悪人を欺き、身内となる警察をも欺く多家良の真の目的とは…。

主人公・多家良啓介を演じるのは、『婚活探偵』(BSテレ東)での婚活に励む敏腕探偵役や、『パリピ孔明』(フジテレビ)での現代にタイムスリップした天才軍師役など、個性豊かな役柄を演じてきた向井。約2年ぶりのテレ東連続ドラマ主演となる今作では、近年演じてきた役柄と雰囲気が異なる2つの顔を持つ主人公に挑戦する。

 

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■「挑戦したいのは、そのリアルさ」

主演を務める向井からコメントが到着している。

向井:今回、警察官詐欺師という相容れない役を同時に演じます。昨今、様々な詐欺という犯罪が日々報道され、その距離が近付いている感覚があります。その内容も多岐に渡り、巧妙に計算された犯行には騙されても仕方ないと思うほどです。

 

それに立ち向かい、義賊のような存在である主人公は、警察官でありながら多種多様な職業を演じ分けて詐欺師と対峙します。その背景には複雑な背景が…。詐欺師を欺く詐欺師という構図は今までにもありましたが、今回私が挑戦したいのは、そのリアルさです。

 

装うのではなく、生きる。そのことで人を信じさせ、騙していく。犯罪を取り締まる者と犯す者。矛盾した役柄ながらそれを成立させるのは簡単ではありませんが、少しでもこの世から詐欺という犯罪が減ることを祈って演じて参りたいと思います。

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■「人がいる限りなくならない犯罪」

テレビ東京制作局の木下真梨子氏からもコメントが。

木下:4月期のドラマ8はテレビ東京が初めてWOWOWと共に挑むオリジナルドラマ…そんな新しい取り組みに身が引き締まる思いです。この企画は人の心を利用する“詐欺”がテーマです。

 

元々、詐欺犯罪に興味があったのですが、あるとき『詐欺の手口は旧約聖書にも登場する』という話を目にし、調べてみると確かに人の心理を利用する描写があり驚きました。

 

時代に合わせ、巧妙になっている詐欺の手口は、じつは昔から今に至るまで人の心理を利用するシンプルな仕組みがほとんど。だからこそ、詐欺は“人”がいる限り、なくなることがない犯罪なのです。

 

その悪に向き合えるのは法を守る警察なのか。それとも…と考え、この『ダブルチート』という企画と多家良の主人公像を考えました。

 

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■「完成が今から待ち遠しい」

木下氏のコメント続き。

木下氏:主人公の多家良は警察としての正義と詐欺師としての顔を持つ人物。徐々に明らかになる多家良の背景にも注目いただけたらと思います。今、𠮷田康弘さんをはじめとする脚本の皆さんと共に物語を作り上げている真っ最中です。

 

𠮷田さんの脚本により、今のリアルな詐欺とそれを“はめ返す”エンターテインメント性を併せ持った作品になっています。“警察官詐欺師だったら…”という題材に様々なアイデアと展開が加わった、まさに、先の読めない物語。

 

そんな中、主演を引き受けてくださった向井理さん。警察官としての表の顔と詐欺師として様々な人物として生きる顔を持つ難しい役どころを向井さんに演じていただけたら…と企画段階から思い描いていました。そんな中、この役を引き受けてくださったこと非常に心強く思っております。

 

そして、演出は、数多くの名作を送り出してきた河野圭太監督。私自身、河野監督の作品のファンであり、完成が今から待ち遠しいです。視聴者の皆さんには、4月期のテレビ東京、そして、WOWOWで放送されるSeason2も通して『ダブルチート 偽りの警官』を楽しんでいただけたらと思います。

 

■「『こんな詐欺まで?』と驚かされた」

WOWOWドラマ制作部の堤口敬太氏からのコメントは下記の通り。

堤口氏:社会派ドラマやサスペンス作品を多く手掛けてきたWOWOWが今回、テレビ東京と初のタッグを組み、詐欺事件を取り上げたクライム・エンターテインメントをお届けします!

 

「あなたのお力になれたら」「これで人生良くなるはず」詐欺師たちは、人の“欲”や“救い”につけ込み、財産を奪い取っていきます。

 

本作を制作するにあたり詐欺事件を調べていくと、時代の移り変わりとともに新たな詐欺が生まれ、「こんな詐欺まで?」と想像以上に多種多様なやり口が存在することに驚かされました。

 

「自分は騙されるはずない…」と思っていても、私たちが気づかぬうちに笑顔の裏に隠された悪の手が迫っているのかもしれません。法の抜け穴を搔い潜りながら、証拠を残さず用意周到に計画された逃げ道。ここに詐欺師たちの狡猾さがあります。この犯罪を止めるにはどうしたら…。

■「ラストはまさかの展開に」

堤口氏のコメント続き。

堤口氏:このテーマをもとに、映画『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』や『バースデーカード』の𠮷田康弘さんをはじめとした脚本家の皆さんが、詐欺事件のリアルな実情を交えながらも、手に汗握るエンタメ作品に仕上げてくださっています。

 

主人公は警察官でありながら天才詐欺師という、いくつもの顔を持つ難しい役どころですが、これまで様々な役を演じ、孔明役の好演も記憶に新しい向井理さんに演じていただけることになり、制作側でありながら作品の仕上がりがとても楽しみです。

 

物語が進むにつれ、登場人物たちの思惑が交錯し、ラストはまさかの展開に。最後にどんな結末が待っているのか! テレビ東京でスタートするSeason1から、WOWOWで放送するSeason2まで合わせてお楽しみください。

 

■あらすじ

多家良啓介(向井)は近隣住民が気軽に立ち寄る町の交番に勤務する親切な警察官。だが、じつは多家良は“過去のミス”により交番勤務をしていた。そんなある日、1本の通報が入り現場へ駆けつける。

経営コンサルタント鹿野博之が参加する資金繰りに苦しむ経営者のための相談会に現れた須永良二が「騙された」と暴れていた。その頃、警視庁捜査二課では特別捜査官採用で配属された宮部ひかりが、課長・岩合拓真に着任の挨拶をしていた。

簿記1級の資格を持つ元銀行員という異色の経歴で「詐欺被害を少しでも減らしたい」と熱く語るが、現実を知ることになる。ひかりは早速、トラブルを起こした須永の元へ主任の山本寛太と共に事情を聞きに行く。

コロナの煽りで経営難に陥り、融資の相談を鹿野にすると、ある条件を満たせば5,000万円の融資を受けられると言われていたが…。

向井理主演新ドラマ『ダブルチート』 詐欺師を欺く詐欺師役「リアルさに挑戦したい」