女優アン・ハサウェイ(41)が、鮮やかなブルーのドレスを纏って「SAGアワード」授賞式に出席した。胸元が大きく開いた大胆なドレスは「アトリエ ヴェルサーチェ」によるオーダーメイドだ。このドレスは、アンが出演した映画『プラダを着た悪魔』の有名なワンシーンと「ヴェルサーチェ」の過去の作品を融合して制作された、特別な意味を持つものだ。

現地時間24日、米ロサンゼルスにある劇場「シュライン・オーディトリアム(Shrine Auditorium)」で第30回「SAGアワード(Screen Actors Guild Awards/全米映画俳優組合賞)」授賞式が開催された。

この日、会場のレッドカーペット女優アン・ハサウェイが鮮やかなブルーのロングドレス姿で現れ、大きな注目を集めた。

アンが纏っていたのは、「ヴェルサーチェ」のオートクチュールコレクション「アトリエ ヴェルサーチェ」による、胸元が大きく開いたオフショルダーのドレスだ。

太いベルトにはシルバーの四角いバックルが付き、スカートは裾に向けて広がる美しいシルエットだ。サイドには太腿まである深いスリットが入り、シルバーのヒールサンダルを履いた美脚を披露している。

ダークなロングヘアを下ろしたアンは、アンバサダーを務める「ブルガリ」の“セルペンティ・コレクション”のネックレスとイヤリング、指輪を着けている。片手には煌めくシルバーのクラッチバッグを持ち、カメラに向かってポーズを取った。

このドレスは、アンが出演した映画『プラダを着た悪魔』(2006年公開)の有名なシーンへのオマージュを込めたものだ。

授賞式の前には、同作で共演したアンとメリル・ストリープエミリー・ブラントの3人が再会し、ステージに立つことが発表された。

米メディア『The Hollywood Reporter』によると、当時のアンはスタイリストであるエリン・ウォルシュ氏と共にミラノで開催された「ヴェルサーチェ」のショーに出席していた。するとエリン氏が、『プラダを着た悪魔』の劇中でメリル演じるファッション誌編集長ミランダが“セルリアン・ブルー”という色についてレクチャーをする有名なシーンと、「ヴェルサーチェ」のアーカイブを融合したドレスをアンに着せることを思いついたそうだ。

映画では、ミランダがスタイリングのために2本の淡いブルーのベルトを比較している場面がある。その時、アン演じるアンドレアが「どちらも同じ色に見えます」と言うと、ミランダはアンドレアが着る濃いブルーのセーターを指して「それは単なるブルーじゃない。ターコイズでもラピスでもなく、セルリアンなのよ」と教えたのだ。

エリン氏が提案した結果、「ヴェルサーチェ」のデザイナー、ドナテラ・ヴェルサーチェは、ブランドのアーカイブにある2018年のデザインとセルリアン・ブルーを融合したドレスの制作を実現させた。

授賞式のステージでは、『プラダを着た悪魔』で共演したアンとメリル、エミリーが揃って登場し、コメディ部門主演男優賞の受賞者を発表した。

画像は『Anne Hathaway Instagram「With its intricate mosaic design inspired by the Mughal Empire,」「Breathing?」』『SAG Awards Instagram「We’re still thinking about these red carpet outfits」「These three together at the #sagawards?」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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