タレントのマツコ・デラックス(51)が、23日放送の『テレビ朝日開局65周年記念 徹子の部屋49年目突入SP』にゲスト出演し、50代に入って「終の住処をどうするか」を考えるようになったことを明かした。マツコはちょうど10年前、レギュラーを務める番組で「今の稼ぎをすべて、両親と自分の老後のために蓄えている」と話していた。今回の『徹子の部屋』では、現在の両親についても語っている。

2005年からレギュラー出演している『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、マツコ・デラックスは41歳の時、「自分は一人っ子で女装家、子をもうけることはしない決心をしている」「老後に頼りになるのは“お金”だけ」と発言していた。自分はこの体なので介護に人手がかかること、またマツコが選んだ人生を黙って見守ってくれている両親のため、貯蓄に励んでいることを明かしており、物欲もなく旅行にも行かないので、お金は溜まる一方だったらしい。

それから7年後、2021年9月30日放送の『マツコ&有吉 怒り新党 解散!! 生放送2時間スペシャル』(テレビ朝日系)で、マツコは2016年に母親が亡くなってから自宅が物で溢れ、ゴミ屋敷寸前のような状態だと告白した。以前はいつ誰を招いても恥ずかしくないほど綺麗にしていたが、母親が旅立ったことでマツコの中で“タガ”が外れてしまい、掃除どころかろくに片付けもせず、どこに何があるのか分からない状態になったという。今までは「母親が見て悲しまないように生きてきたのかもしれない」、「いくつになっても、ちゃんと怒ってくれるのは母親だけ」というマツコの言葉に、当時、有吉弘行(49)との結婚を機に芸能界の引退を発表していた夏目三久さんが「大丈夫ですか?」と心配そうにマツコの顔を見つめていたほどだ。この時、マツコは実家に住む父親について「90歳」と話していた。

そして今回、『テレビ朝日開局65周年記念 徹子の部屋49年目突入SP』で久しぶりに黒柳徹子(90)に会ったマツコは、父親や自分の老後について語っている。現在、父親は高齢者施設に入居しており「家がもうないんですよ、実家が」と明かす。また50代に入り、マツコは終の住処について考えるようになったという。「ずっと東京にいるのか、どこか田舎を決めて家を建てるのか」とまだ迷っている段階だが、那須塩原栃木県)が移住先として「いいな」と思っているそうだ。

マツコは母親が亡くなった翌年の2017年11月、体調を崩して緊急入院してから健康に気をつけるようになり、仕事のスケジュールも見直すようになった。とはいえ、現在のレギュラー番組は5本、テレビCMも途切れることがないほど相変わらず売れっ子である。都心を離れて生活するのは、もう少し先になるのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 みやび

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