アストン・ビラがイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)の買い取りを見送るようだ。

昨夏ガラタサライから買い取りオプション付きのレンタル移籍でビラ入りしたザニオーロ。ローマで紆余曲折経験した若者は、ガラタサライ在籍半年でリーグ優勝に大きく貢献し、意気揚々とプレミアリーグの舞台に乗り込んだ。

しかし、昨秋の賭博スキャンダルこそ”違法性なし”としてお咎めなしだったが、肝心のピッチでの活躍に乏しく、その数字は公式戦27試合2ゴール0アシスト。年明け以降の1試合最長プレータイムは「27分間」だ。

イギリスフットボールインサイダー』によると、かねてより報じられていた通り、ザニオーロのレンタル契約は、特定の条件が満たされた場合に買い取りオプションが買い取り義務へ移行するものとなっているという。

ビラはこれを回避したうえで、今季終了後にガラタサライへ送り返す方向で一致した模様。復調傾向にあるMFジェイコブ・ラムジー、今冬獲得のFWモーガンロジャーズ、来季は2人をより積極的に起用する思惑とされている。

つい先日には、イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督から、ビラでの不調を理由にユーロ2024本大会のメンバー落選も示唆されたザニオーロ。まだ若く実力もある...どこかで殻を破らねばならない。