2月24日(土)と25日(日)の2日間、Kアリーナ横浜神奈川県横浜市)にてライブイベント「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!」が開催。2日目となった25日は約4時間をかけて、全44曲を披露した。

【画像】涙あり、笑いありの10thツアーがついに完結!最終日イベントフォト特集(全26枚)

本公演は昨年より開催されているライブツアー「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOU」の埼玉、名古屋、福岡に続く最終公演として展開されており、この日は「アイドルマスター ミリオンライブ!」より39人のキャストが出演。ミリオンスターズ全員出演という、同シリーズの歴史に大きく名を刻むイベントを無事迎え、見事ライブツアーを完走した。

アニメを振り返る新曲をオリメンで披露、そして“復活”に涙

昨日開催されたDAY1の興奮が冷めやらぬ中、DAY2の開幕を告げるブザーが会場に鳴り響くと、ステージには早くもDAY2に出演する全員の姿が現れ、昨年10月に放送されたTVアニメのオープニング主題歌「Rat A Tat!!!」を一曲目として披露。DAY1ラストに続く形で、この日の“夢への扉”が開いた。

DAY2も同様に全5つのブロックに分かれてライブが進行。初回ブロックでは一曲目にユニット楽曲「サウンド・オブ・ビギニング」をDAY2より合流した種田梨沙さん(以降敬称略)とともに披露し、開幕から盛り上げた。なお、DAY2ではTVアニメに縁ある楽曲の数々が届けられ、ユニット“Team1st”からは最高にライブ映えするナンバー「Star Impression」を前回(Act-3福岡公演)以来にして初のオリメン(オリジナルメンバー)で歌唱した。

サウンド・オブ・ビギニング
Star Impression

また、同ブロクでは、“Team2ndが闘志を燃やし協力し合ったアニメ第7話を思い出す「海風とカスタネット」を元気いっぱいに歌い上げ、会場は雨滴る真冬の寒さを吹き飛ばすほどの熱狂をもたらした。「この思い、みんなでつなげていきましょう」と終盤で届け、バトンを繋いだのは同7話で登場した“Team3rd”で、エモさ満点で「オレンジノキオク」を披露。会場もペンライトやケミカルライトのオレンジ色に染まり、アニメで描かれた“水面に輝る夕日”を思い返すような光景が作り上げられた。

海風とカスタネット
オレンジノキオク

なお、この日も各ブロックではソロ楽曲によるメドレーパートが組まれており、第1ブロックでは「フェスタ・イルミネーション」(諏訪彩花)「ファンタジスタ・カーニバル」(角元明日香)「ユニゾン☆ビート」(戸田めぐみ)「MUSIC JOURNEY」(香里有佐)と全4曲を駆け抜けた。特に舞浜歩役の戸田めぐみは2019年開催の6thライブ以降、健康上の都合でライブへの出演が叶っていなかったこともあり、後のMCでは「ただいま戻りました。」と挨拶した上で、2nd(ライブ)ぶりに同楽曲を“ゲーム内(ミリシタ)MVと同じ振り付けで披露した”と涙ながらに伝え、プロデューサー(ファン)たちの感動を誘った。

第1ブロックの最後を飾ったのは“信号機組”ことストロベリーポップムーンによる「ABSOLUTE RUN!!!」で、ライブならではのカメラアピールは〈さっきやろう〉と本番直前に決めたばかりだとMCで明かすなど、安定感が光ったステージに。続く第2ブロックもアニメに関連するユニット楽曲に始まり、“子役探偵”の活躍が眩しい“Team4th”による「catch my feeling」と「バトンタッチ」の2曲がそれぞれエモーショナルに歌われた。いずれのチームも力を合わせて”壁”を乗り超える様子がアニメで描かれ、前回Act-3でも披露されていたが、特に後者は箱崎星梨花役の麻倉ももが合流したことで遂にオリメンそろってのお披露目が叶った。

ABSOLUTE RUN!!!
Catch my feeling
バトンタッチ

多彩なソロ曲の魅力が光ったAct-4

以降、ソロ楽曲パートには、最高に可愛らしい衣装にも魅入られた「恋愛ロードランナー」(上田麗奈)や「フローズン・ワード」(藤井ゆきよ)カッコよさ光る「パーフェクトゲーム」(斉藤佑圭)、今回が初歌唱となった「Sing a Wing Song」(種田梨沙)と瞬き禁止の時間が続くなか、最後には「花ざかりWeekend✿」を堂々披露。全員が20歳超えのユニット“4 Luxury”の代表曲であるこの楽曲、サビにかけてのコーレス(コール&レスポンス)がライブでの見どころとして挙げられ、プロデューサーたちによる統制の取れた掛け声、そして平山笑美によるコーラスはやはり聞いていて幸せな気分になる。

カワイイからカッコいいまで、ミリオンライブ!の多様なソロ楽曲の魅力は次ぐ第3ブロックでも健在で、Aメロと〈ラブですか?〉が脳天を直撃する「…In The Name Of。 …LOVE?」(阿部里果)に始まり、可憐さと覚悟が伝わる「教えてlast note…」(近藤唯)、ゲームMVを見て振り付けを自らアレンジしたという「初恋バタフライ」(桐谷蝶々)、さすがお嬢様!と唸らせる「恋心マスカレード」(野村香菜子)、恋のもどかしさを押し出す「dear…」(髙橋ミナミ)が続いた。

また、ユニット楽曲としては、“Team6th”が「Unknown Boxの開き方」を、“Team7th”が「トワラー」をそれぞれ披露したほか、コミカライズ作品『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ ブランニューソング』内に登場する“FleurS”により「わたしは花、あなたは太陽」が歌い上げられ、ゲームだけでない、多様なメディア化で拡がったミリオンライブ!の世界観を体感した。

わたしは花、あなたは太陽
トワラー

プロデューサー熱望の「Clover Days」披露、横浜を熱狂へと誘う

公演は早くも折り返しに差し掛かることになるが、第4ブロック1曲目「Dance in the Light」の初っ端に力強い第一声が届けられると会場の盛り上がりは衰えるどころか、会場が揺れるほどの熱い熱気に包まれた。その後もソロ楽曲パートでは“誓いの七箇条”を会場一体で唱えた「鳥籠スクリプチュア」(小岩井ことり)、ミリシタ譜面の大変さとこけら落とし公演を思い出す「瑠璃色金魚と花菖蒲」(南早紀)、本人曰く1億年ぶりの披露(?)らしい「Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!」(村川梨衣)、コーレス難易度MAXでも完璧だった「Happy Darling」(夏川椎菜)と駆け抜け、聞いて楽しい叫んで楽しい時間を過ごした。

そして、この日を語る上で欠かせないのが第4ブロックで披露された「Clover Days」。本楽曲はマンガ「アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover」発のユニット“Clover”のオリジナル曲として、漫画本編とともに根強い人気を誇っているが、これまでライブ・イベントでの歌唱は行われていなかった。しかし、この度ツアーファイナルにてオリメン揃ってでの披露という悲願が成就したことで、イントロから声漏らすプロデューサーが続出。さらに、パフォーマンスでは「各アイドルからのセリフ」という特別な演出が盛り込まれており、後のMCで木戸が提案したものであることが明かされていた。(DAY2の雨天は偶然でしょうか)

第4ブロックはこれだけでは終わらず、この日最後のアニメ楽曲として“Team8th”により「REFRAIN REL@TION」が届けられた。同楽曲は前回Act-3でも同じオリメンで披露されており、今回Act-4での歌唱にあたり「違う感じにしたい」というキャスト側からの意向により、5人それぞれのセリフを入れ込んだ、新たな魅力を発掘することがかなった。こうして早くも最終ブロックへと突入すると、ここからは計5つのユニットによる最高にカッコいいナンバーが畳みかけるように繰り広げられた。

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