スウェーデンサッカー協会(SvFF)は26日、ヨン・ダール・トマソン氏(47)のスウェーデン代表監督就任を発表した。契約期間は2026年までとなる。

現役時代にフェイエノールトミランなどで活躍し、デンマーク代表でもポール・ニールセン氏と並ぶ歴代最多タイの52ゴールをマークした名ストライカートマソン氏。2011年夏に現役を退いてからはオランダエクセルシオールで指導者の道を歩み始め、エクセルシオールとローダで監督を、デンマーク代表でアシスタントコーチを歴任。2022年夏からチャンピオンシップ(イングランド2部)のブラックバーン・ローヴァーズの監督に就任した。

だが、スウェーデン代表からのオファーを受け、今月9日にアシスタントコーチレミー・レイニエルス氏と共に双方合意の下で契約を解消していた。

なお、スウェーデンでのプレー経験はないが、2020年から2021年まで同国屈指の名門マルメの監督を務めていた。

スウェーデン代表史上初の外国人指揮官となる47歳のデンマーク指揮官は、「この素晴らしい任務を開始し、スウェーデンでサポーター、プレーヤー、もちろんメディアの皆さんにお会いできることをとても楽しみにしています」とコメントしている。

3月1日付けでの就任となるトマソン新監督は、同月に行われるポルトガルアルバニアとのフレンドリーマッチでスウェーデン代表での仕事をスタートし、2026年北中米ワールドカップ出場権獲得を目指す。

※SvFFは初の外国人監督と伝えているが、ハンガリー人のナジ・ヨージェフ氏が1924~1927年1934年1938年と通算3度指揮官を務めている。