草なぎ剛(「なぎ」の字は弓へんに「剪」)が主演し、「孤狼の血」「死刑にいたる病」の白石和彌が監督を務める「碁盤斬り」の本ポスターが披露された。キャッチコピーを斬り落とした"ノーキャッチコピー"のデザインで、草なぎが演じる復讐に燃える主人公・柳田格之進の横顔をとらえている。

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浪人・柳田格之進(草なぎ)は身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われ、娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしている。しかし、かねて嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心掛けている。ある日、旧知の藩士により、悲劇の冤罪事件の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。

草なぎが冤罪に貶められた浪人・柳田格之進を演じ、時代劇を初めて手掛けた白石監督とのタッグが実現。清原果耶中川大志、奥野瑛太、音尾琢真市村正親斎藤工小泉今日子、國村隼らが共演している。

本ポスターは、静寂と暗闇の中、精悍な表情で一点を見据える柳田格之進の横顔が印象的なデザイン。ある冤罪事件に巻き込まれ、復讐を誓った男の怒りがヒリヒリと伝わってくるかのようなこのビジュアルには、キャッチコピーすら斬り落とされており、草なぎの存在感が際立つ仕上がりだ。

あわせて、本予告(https://youtu.be/6jCAZuCAyfs)と場面写真も公開された。「あの日の約束を、忘れてはおらぬな!忘れてはおらぬな!」と激高する格之進の姿など、鬼気迫るシーンの数々が映し出され、父娘による愛と感動のリベンジに期待が高まる。

「碁盤斬り」は、5月17日からTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。

ノーキャッチコピーの本ポスター (C)2024「碁盤斬り」製作委員会