ラ・リーガ第26節、ジローナvsラージョ・バジェカーノが26日にエスタディ・モンティリビで行われ、ホームのジローナが3-0で快勝した。

前節、アスレティック・ビルバオとの上位対決に敗れて今季初の連敗を喫した2位のジローナは、レアル・マドリー相手のドローで勢いに乗る14位のラージョ相手に連敗ストップを狙った。前節からは先発3人を変更し、ヤン・コウト、ポルトゥ、ダビド・ロペスが復帰した。

試合は立ち上がりからボールの主導権を握るジローナが、自陣でコンパクトな守備ブロックを形成するラージョを押し込む展開が続く。

危険なスペースを埋めつつ、ボールホルダーに対しても集中した対応を見せるラージョがマドリー戦同様に良いパフォーマンスを継続するなか、ホームチームは外回りの攻撃を強いられる。相手にカウンターチャンスこそ与えないものの、攻撃が完全に停滞すると、前半終盤には右サイドのヤン・コウト、ヤンヘル・エレーラの連携で良い形を作り出したが、これも相手DFのゴールカバーに阻まれた。

決定機らしい決定機を作れないクローズな前半を経て、互いに選手交代なしで後半に突入。引き続き堅い展開が想定されたが、ホームチームが立ち上がりにゴールをこじ開ける。

52分、最後尾でボールを持ったダビド・ロペスがハイラインの背後を狙うミゲル・グティエレスの動き出しに合わせた完璧な縦パスを供給。これでラインブレイクしたグティエレスがボックス左で折り返したボールを、ゴール前にフリーで走り込んだツィガンコフが難なくワンタッチで流し込んだ。

この先制点で重圧から解き放たれたホームチームは、ラージョがより前に出てきたこともあって以降も良い形の崩しを見せる。しかし、ツィガンコフの丁寧な折り返しに反応したドフヴクがシュートをふかしてしまうなど畳みかける2点目とはならず。

それでも、冷静にゲームをコントロールするミチェルのチームは、76分にラージョの途中出場DFチャバリアの軽率な連続カードによる退場で数的優位を得てより優位に試合を進めていく。

そして、後半アディショナルタイムにはサヴィオが右サイドからの鋭いカットインからの左足シュートで連続ゴールを記録し、トドメのドブレーテとした。

前半は苦しみながらもイニゴ・ペレス率いる新生ラージョに初黒星を与えたジローナが連敗をストップすると共に2位を死守している。

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