アメリカ・オレゴン州にある動物保護区「アッシャーハウス・サンクチュアリ」には、たくさんの救助された犬たちが暮らしている。
この施設を運営し、犬たちの世話を日々、献身的にしている男性は去年5月にテディ・ベアのようなフワフワの犬に出会った。
その犬は目が見えず、路上をさまよっていたところを別な施設で保護されたばかりで、連絡を受けた男性は、一目見てこの犬に心を奪われ自分の保護区に連れ帰った。
Blind Forever Puppy Melts In His New Dad’s Arms | The Dodo
2023年5月、オレゴン州・エスタカーダで動物保護区「アッシャーハウス・サンクチュアリ」を運営しているリー・アッシャーさんは、路上でうろついていた盲目の犬を救済したとの連絡を受けた。
テディ・ベアのようにもこもこの毛並みをしている犬に出会ったとき、リーさんは一目見てその犬を大好きになった。
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リトル・ベアと名付けられたそのオス犬は、救済後に目の投薬治療を受けていたが手術が必要なようだった。
リーさんは早速保護区へと連れ帰り、初日はリトル・ベアと他の犬たちとを対面させず、リトル・ベアが新たな環境で不安を抱かないようにと一緒のベッドで眠った。
無条件の愛情を感じ取ったのだろう。リトル・ベアはすぐにリーさんに懐いたようだ。
仲間の犬たちとも友情を育むように
2日目、リトル・ベアは動物病院で必要な治療と手術を施された。
きれいにトリミングもしてもらい保護区に戻ったリトル・ベアは、リーさんによって他の犬仲間に紹介された。
最初、リトル・ベアは驚いたのか、仲間の犬たちが近寄ると茂みの中へ体を隠した。
だが、数分もするうちに慣れてきて、リトル・ベアと犬たちは互いににおいを嗅ぎ始め、友情を育み始めた。
目が見えなくても、保護区では一緒に遊べる仲間がいる。
なにより、リトル・ベアにとって自分に第2のチャンスを与えてくれたリーさんは、大切な親友だ。
リーさんは、リトル・ベアを見た瞬間に心を溶かし、めいっぱいの愛情を注いだ。その思いをリトル・ベアは心で感じ取ったに違いない。
今、リトル・ベアは障がいをものともせず、元気に幸せに暮らしている。すべては、愛の力なのだ。
References:Blind puppy melts hearts with emotional first meeting with his new dad/ written by Scarlet / edited by parumo
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