ローデ・シュワルツとSmartViser社は協力して、EUで販売されるスマートフォンとタブレット端末にエネルギー効率指標(Energy Efficiency Index:EEI)ラベリングを義務付ける新規制への適合性をテストするソリューションを開発しました。このソリューションの中核となっているのが、シグナリングの全ユースケースについてエンド・ツー・エンド試験をサポートする無線通信テスタR&S CMX500とAndroidおよびiOSで利用可能なSmartViser社のviSerテスト自動化アプリケーションの組み合わせです。私ども両社は、このソリューションをMobile World Congress 2024に出展します。

ローデ・シュワルツとSmartViser社は、EUの新しいEEI(エネルギー効率指標)への準拠をテストするための専用ソリューションを開発しました。

電子計測ソリューションのリーディング・プロバイダであるローデ・シュワルツは、アクティブ・テストの自動化製品を提供するSmartViser社と連携し、EUにおけるスマートフォンとタブレット端末に対する新しいエネルギー効率指標(EEI)ラベリング規則への準拠をテストできる特別なソリューションを開発しました。

2023年9月に公表された委任規則DELEGATED REGULATION (EU) 2023/1669は、2025年6月20日以降にEU域内で販売されるスマートフォンやタブレット端末にEEIラベリングを義務付けるものです。同規則の付属書Annex IIにはエネルギー効率クラスとEEI要件が規定され、Annex IVではその測定・計算方法の概要が示されています。

SmartViser社は、お客様がぞれぞれの製品をこの規則に確実に適合させられるソリューションの構築に積極的に取り組んできました。同社はすでに最初のパイロット版アプリケーションを提供しています。このアプリケーションは再現性があり信頼性の高いテスト方法を特徴としており、スマートフォンやタブレット端末にインストールして、通話やブラウジング、ストリーミング等のユーザーによる一連の操作が実行できるようになっています。

しかし、将来のテスト要件への対応をはかる必要があることから、SmartViser社はローデ・シュワルツと提携して両社のソリューションを組み合わせることとしました。R&S CMX500無線機テスタは、LTE・5G NR・WLANといった最新の無線技術をサポートしていますので、これを利用したエネルギー効率テスト・ソリューションなら、RF測定やプロトコル・テスト、アプリケーション・テストなどと並行してシームレスに消費電力測定を行えます。

ローデ・シュワルツでワイヤレス通信を担当する副社長のAlexander Pabstは、ワイヤレス通信産業全体で省エネに取り組むことの重要性を次のように強調しています。「SmartViser社のテスト・ソリューションの構成にR&S CMX500を採用いただき大変光栄に考えています。エネルギー効率はワイヤレス通信における重要な課題です。今回、SmartViser社との共同の取組みを通じて、モバイル機器メーカーの皆様がそれぞれの製品について、新しい規則への適合性をより簡単にテストいただけるものと確信しています」。

SmartViser社CEOのGilles Ricordel氏も次のように述べています。「ローデ・シュワルツとの協力をご報告できる運びとなり大変うれしく思います。当社SmartViserでは、戦略的な協力関係こそ、技術的進歩を推進していくうえで極めて重要なものだと考えています。オートメーション分野の当社の経験に業界をリードするローデ・シュワルツの技術が加わったことで、お客様には最高水準のエネルギー効率を実現した、市場をけん引するような製品を提供いただけるようになりました」。

ローデ・シュワルツとSmartViser社は、EEIラベリング規則に対する共同テスト・ソリューションをバルセロナで開催のMobile World Congress 2024で実演紹介します。展示会場Fira Gran Viaでは、ぜひホール5・小間番号5A80のブースまでお越しください。またSmartViser社の製品は、ホール5・小間番号5B41-4のFrench Tech Pavilion〔フランス技術パビリオン〕でもご覧いただけます。

ローデ・シュワルツのR&S CMX500について詳しくは、www.rohde-schwarz.com/product/cmx500 をご覧ください。

www.rohde-schwarz.com

お問い合わせ:

欧州(本社):Christian Mokry(電話:+49 89 4129 13052、email:press@rohde-schwarz.com)

北米:Dominique Loberg(電話:+1 503 523-7951、email:Dominique.Loberg@rsa.rohde-schwarz.com)

アジア太平洋地域:Sze Ming Ng(電話:+603 5569 0011、email:press.apac@rohde-schwarz.com)

SmartViser社について

フランスのレンヌに本社を置くSmartViser社は、モバイルネットワーク事業者や規制機関、機器メーカー、公衆安全・救命救急の所管組織に加えて、テストの最適化やQoE(体感品質)の向上、テスト範囲の拡大、テストのコスト削減など追求する企業に向けて、テスト自動化のための革新的な製品とソリューションを提供しています。そのSmartViser社では、100項目以上のKPIをもとにデバイスのQoS/QoEを測定できるスタンドアローン型テスト自動化スイートviSerを開発しています。一方、バッテリー容量のmAhを分かりやすいバッテリー持続時間スコアに変換して、その時間的性能を測定できるViserMark Labelを使えば、スマートフォン・メーカーはバッテリー持続時間性能の向上をはかり、エンドユーザーに優れたQoEを提供可能になります。このViserMarkでは、電力効率や消費量を含むさまざまなラベルも作成できます。

SmartViser社とその革新的なソフトウェアについての詳細をWebでご覧になるには www.smartviser.com を、またViserMarkにつきましては www.visermark.com にアクセスください。

SmartViser社へのお問い合わせ:

Debbie Bouffler、マーケティング広報マネージャ(email:Debbie.Bouffler@smartviser.com)

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け、技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様が技術とデジタルの両面で主権を確保するためのお力添えをしています。ドイツミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(7月から6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。

R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

すべてのプレスリリースは、画像のダウンロードを含め、http://www.press.rohde-schwarz.com からインターネットでご提供しています。

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。

R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。

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配信元企業:ローデ・シュワルツジャパン株式会社

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