王室離脱後も、自身が立ち上げた傷痍軍人のためのスポーツ大会「インビクタスゲーム」にむけ、精力的に活動を行っているヘンリー王子。兄のウィリアム皇太子は、同大会の成功に嫉妬心を抱いているそうだ。

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 この度、ABCニュースの特別番組『Prince Harry's Mission:Life, Family and Invictus Games(原題)』が配信となった。Peopleによると、この番組では、先日ヘンリー王子がメーガン妃とともに、インビクタスゲーム2024年大会のプロモーションでカナダを訪問した際に受けた『グッドモーニング・アメリカ』のインタビューや、王子の過去の発言を通じて、大会の歴史や、王子と英王室の関係について語られたそうだ。

 同番組でジャーナリストのロバートジョブソンは、インビクタスゲームについて、王子が「最も情熱を傾けるプロジェクト」だと語り、「設立以来非常に成功を収めている」と言及。「費用は決して安くなく、大金がかかるというのに、彼はずっと資金を集めることに成功し続けている。非常に感心だ」と述べたという。

 「成功には、嫉妬する向きもあるだろう。ウィリアム皇太子は、大会のこれ程までの成功、大金がつぎ込まれ、多くの政府が関わっていることに、驚いていることだろう」と話し、皇太子が嫉妬していることを示唆したそうだ。

 インビクタスゲームは、ヘンリー王子が2014年に、皇太子夫妻のチャリティ基金英国王立財団をパトロンとして設立。王子は2020年の王室離脱で、軍の名誉称号を手放したほか他の団体のパトロンを降りたが、インビクタスゲームの活動は継続している。2014年にロンドンで行われた第1回大会には、ウィリアム皇太子(当時王子)や父チャールズ国王(当時皇太子)ら王室メンバーも出席。第2回大会では、エリザベス女王もサポートを見せていたが、近年は王室メンバーのサポートを受けていない。

 先日王子は、がんを公表した父を見舞うためロンドンを訪問。兄ウィリアム皇太子とは会わなかっただけでなく、関係者の話として、兄弟が顔を合わせる予定はないと報じられた。王室コメンテーターのヴィクトリア・マーフィーはこの件について触れ、「ウィリアム皇太子が、ヘンリー王子と会いたくないだけでなく、彼に会う予定がないことを皆に知らしめたいところが、非常に興味深いです。2人の間に敵対心が今も存在していることの表れでしょう」と語っているそうだ。ちなみにヘンリー王子は、自叙伝『SPARE(原題)』のプロモーションで受けたインタビューで、兄とは常にライバルだったとコメントしている。

ウィリアム皇太子、ヘンリー王子のインビクタスゲーム成功にジェラシー!? (C)AFLO、(C)Zeta Image