こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 さて、「男女の友情は成立するか・しないか?」という問いは人それぞれの価値観によって答えは異なると思いますが、今回ご紹介するユースケさん(32歳・仮名)は“成立する派”。

 そのため、恋愛感情を一切抱いていない女友達は何人もいるので、男友達から紹介してほしいと頼まれて、キューピッド役を担うこともたびたびあったんだとか。

 そんなユースケさんが仲を取り持ったカップルが今度結婚することになったそうで、非常におめでたいことのはずなのに、新郎となる男友達から“あること”を尋ねられたことで、非常に悩んでいるというのです。

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

◆大学時代の女友達と数年ぶりに再会

 ユースケさんが中学時代からの男友達・ヤマトさんに紹介した女友達は、大学時代に同じサークルに所属していたアイカさん。

「アイカとは大学卒業後は何年間も疎遠になっていたんだけど、彼女はイベント企画会社に就職していて、俺はデザイン事務所でコピーライターのような仕事をしていたので、仕事の発注をしたいということで久しぶりに連絡が来たんです。

 そこから仕事の打ち合わせも兼ねて交流が再開して、二人でよく飲み歩くようになっていました。それである日、アイカと飲んでいるときにヤマトも合流したのがきっかけで、二人は付き合うようになったんですよ」

◆「知ってること全部、教えてくれよ」

 ヤマトさんとアイカさんは順調に愛を育み、交際1年で結婚をすることを決めて両親への挨拶も済ませたそうですが、ある日、ヤマトさんからひどく落ち込んだ暗い声で電話が……。

ヤマトは『アイカの大学時代のこと、知ってること全部、教えてくれよ』っていうんです。たまたまアイカのスマホを見たときに、大学時代からの女同士のグループLINEのメッセージのやりとりを読んでしまったみたいなんですよね。

 それを聞いて僕はピンと来たんですけど、とりあえずしらばっくれて、今度二人で飲みに行くときまでに思い出しておくよと濁しておきました」

◆女友達は“サークルクラッシャー

 アイカさんの過去になにか問題があったのでしょうか。

「実は当時のアイカはいわゆる“サークルクラッシャー”だったんですよね(苦笑)。サークル内カップルの彼氏を寝取ったり、先輩に片想いしてる女友達から相談を受けてたのにその先輩と関係を持ったり、入学したての新1年の男子を短期間のうちに何人か食ったり。

 コミュ力がやたら高いのでサークル内でハブられることはなかったんですけど、アイカのことを嫌ってる女子は少なくありませんでした。ヤマトが見たグループLINEにどんなメンツの女子がいたかわからないですが、おそらくアイカが昔、相当遊んでいたんじゃないかと疑っているんだと思います」

◆当時は“スポーツ感覚”の性欲解消相手

 結婚相手の彼女のハレンチな過去――確かにヤマトさんには伝えにくい事実かもしれませんが、ユースケさんにはさらに気まずい事情があったそう。

「その頃のアイカは酔っぱらうと異様に性欲が高まるらしくて、絶対に誰か男をお持ち帰りする悪癖があったんですよ。……で、実は俺もアイカと何度も関係を持ったことがあって(苦笑)。アイカも俺もお互いに恋愛感情はゼロで、スポーツ感覚の性欲解消相手ぐらいにしか思ってなかったんです。

 それに、当時からも友達関係でしたけど、社会人になって再会してからは一切身体の関係は持ってなくて、本当に普通の男女の友情がある相手なんですけどね……」

◆けっきょく隠し通すことを選んだが…

 大学時代は身体の関係はあったが当時から恋愛感情はなく、現在は身体の関係もなく純粋な友情関係。これが“真実”とのことですが、さすがにヤマトさんに洗いざらい話すわけにはいかない内容でしょう。

「二人の幸せのためにも、その真実は墓場まで持っていくほうがいい。けど、サイアクの状況を考えると、全部素直に白状したほうがいいんじゃないかとも思うんです。俺がしらばっくれて隠し通そうとしても、ヤマトがそのグループLINEの女たちに連絡を取って、全部聞いてしまう可能性もある。

 俺とアイカが一時期そういう関係だったのを知ってる女は何人かいるので、ヤマトが他人からその秘密を聞かされるのが一番ヤバいんですよね……」

 後日、ユースケさんヤマトさんはサシ飲み。

 けっきょくユースケさんは隠し通すことを選び、その場はなんとかごまかせたそうですが、アイカさんと自分の過去の関係が、当時を知る誰かの口からバレるのではないかと考えると、毎晩毎晩胃がキリキリと痛くなるそうです。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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