2月19日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。卒業編2024 in セブ島』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

参考:【写真】「チャンピオンの集まりみたいな感じ」新シリーズのメンバー勢揃い 継続メンバーも明かされる……!

 以下より、から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

・未発表だった継続組ふたりの正体は? 「今回はもう女子が強すぎる」の声も

 毎年恒例の『卒業編』も今年度は2部構成。旅の舞台も、タイ・プーケットから、フィリピン・セブ島に。前回の『卒業編&新年特別編』から継続参加を決めたメンバーたちは、この1ヶ月間で自身の気持ちを整理してしまったのか。あるいは、気持ちが膨らむ一方だったのか。なんにせよ、落ち着かない旅のインターバル期間を終え、えいじ(吉田叡史)、そうた(米山颯太)、きさき(寺島季咲)、そら(中川そら)と、もう常連とも思える顔ぶれを迎えて、本当の『卒業編』がスタートを切った。

 えいじが新規組の女子メンバーにモテて、スタジオの“恋愛見届け人”を務める大友花恋&かすのお姉様方からそろそろ反感を買いそうだったり、“男気こそ正義”と言わんばかりにか、『今日好き』を“格闘技系のなにか”だと勘違いしているかもしれない兄・那須川天心から「全員倒してこいよ」と、Instagramに頼もしすぎるコメントを残されたりゅうじん(那須川龍心)の参加だったり、旅の冒頭からトピックはさまざま(おそらく『RIZIN』から『今日好き』を“回して”参加するのは、後にも先にもりゅうじん、ただ一人だろう)。そんななか『卒業編&新年特別編最終話で未公開となっていた、残りふたりの継続メンバーの正体も明かされた。

 そのふたりとは、約半年前の『夏休み編2023』に参加した、のあ(田仲埜愛)&まう(小國舞羽)。どちらも半年前より垢抜けたのは言わずもがな、のあは“かわいい”というよりも綺麗に、ますますの透明感を獲得し、まうはどこか大人しい印象に。このペアの恋模様を再び目撃できることへの感動はもとより、女子一同が並んだ際の圧倒的なビジュアルに、恋愛見届け人も「今回はもう女子が強すぎる」「チャンピオンの集まりみたいな感じ」と、視聴者の声を大いに代弁してくれていた。

 以上、番組最多となる合計12名で迎える、2024年度、高校生最後の恋の修学旅行。もはや発表される前から“いや、さすがにそうだよね”と思わされたが、今回は特別に3泊4日の拡大バージョンで旅が進められる。男女どちらから告白するかは最終日に初めて明かされるほか、前回の旅同様、男子は4日間のうち、どのタイミングでも告白することが可能。まずは、ビーチサイドでのランチの模様を振り返ろう。

・まう、バオのフリーズ具合に「生きてる?」 “虚無ってる”が気になってしまう佇まい

 とその前に、えいじがきさきを再会の2ショットに誘う。話題は、この1カ月間での心境変化について。きさき自身、えいじが優しいからこそ、“時間を無駄にしてほしくないから”という理由でフラれるのであれば、この旅の最初か……と懸念していたらしいが、伝えられた言葉はその真逆。「この1カ月で、きさきちゃんへの想いが強くなった」。

 どうやら、想いの熟成効果は確からしい。初日のプールで浮き輪に乗り、水中で足をバタバタとさせていたきさき。あるいは、その後の半日デートで、乗馬をしながらビーチを練り歩いたときのきさき。思い出すシーンはさまざまながら、どのきさきも本当にかわいらしかったという。本当によくわかる。

 もちろん、ここでのきさきの笑顔がかわいらしいのはいうまでもない。それよりも先に、あまりに想定外な言葉をかけられて、“うっそ、信じられん……”といった表情になったが、件の理由を説明されると徐々に「待ってぇ~」と喜びを露わにしながら、“くぅ~顔”に変化していく。かわいらしい。いや、それにしても「この1カ月で、きさきちゃんへの想いが強くなった」という言葉は、さすがにカップル成立までの“確定演出”なのでは。となると、えいじは、もうひとりの気になる女子だったそらに、一体どんな言葉を投げかけるのか……?

 この話はまだ終わらない。きさきが新たに獲得した魅力が光ったのはここから。そうたが旅に参加している通り、彼もまだきさきを諦めていない。むしろ、きさきのなかで、彼に対する想いが徐々に募っているのは明らかで、それはえいじが結論を先延ばしにしたがために起きた出来事。現状、そらときさきがえいじを追う側になっているが、この旅が折り返しを迎えるころには、えいじがきさきを……という、立場逆転現象が起きるなんてことも? いずれにせよ、きさきはえいじに、そうたの存在も気になっているとこの2ショットで伝える。相変わらず、芯のしっかりとした人柄だ。

 また、えいじが緊張気味だと聞くと「ゲームかなんかやる? 緊張とかほぐれそうじゃない?」と、その場をリード。“あっちむいてほい”でアイスブレイクにも成功するなど、あのきさきが場をリードし、どんどんと強い女の子に進化していることが伺えた(と同時に、こうした行動も、かねてから持ち合わせていた優しい人柄ゆえ生まれたのだろう)。

 弱虫だった頃のきさきはもういない。その強さは、“継続メンバーだから”という理由での“場慣れ”を意味するものではなく、新たに身についた行動力や、彼女自身の内側の強さ=『今日好き』で経験を重ねての確かな成長を伺い知れるものだった。そんなきさきの心を120%に掴むのではなく、むしろ掴む直さねばならないのだから、えいじは今回の旅もまた、一筋縄では終えられないだろう。

(一条皓太)

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