アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ氏が自らに関する噂を否定した。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。

かつてアトレティコ・マドリーマンチェスター・シティで世界屈指の点取り屋として活躍したアグエロ氏。2021年夏にはシティを離れてフリーでバルセロナへと移籍したが、同年10月30日のアラベス戦で不整脈を発症し、現役引退の決断を下した。

スペイン代表DFジェラール・ピケ氏がチェアマンを務める7人制サッカーの大会「キングス・リーグ」に選手として参加するなど、引退後も元気な姿を見せてきたアグエロ氏は、先日、日々トレーニングに励んでいることや、コンディションを整えていることを『Twitch』の生配信で告白。また、出身クラブのインデペンディエンテでの復帰の可能性についてファンに問われると、このように答えていた。

「もしカルリートス(カルロス・テベス監督)に呼ばれたらどうしてほしい…? 心臓の専門医と話さなければならないが、20分プレーする。彼にメッセージを送ってなんて返ってくるか見てみようか?」

ファンに淡い期待を抱かせたアグエロ氏は、そのまま主治医とのやり取りも公開。プレー可能な状態に近いことが明らかとなっていた。

「今のところ、しばらくはプレーしても問題ないだろう。しかし、2人のセンターバックとぶつかったり、フェイントをかけなければならない場合に備え、十分な準備をしておく必要はある…」

「希望はある。良い感じだと思うし、あなたは何もなかったかのように全てをこなしている。だけどもう少し観察しよう。要するに可能性はある」

このような流れがあった中、最近ではアグエロ氏がインデペンディエンテのトレーニングに参加することになったと複数メディアが報道。しかし、再び配信を行ったアグエロ氏はこの噂を完全に否定している。

「多くの人にこのニュースが届いているだろう。それは全くの嘘だ。インデペンディエンテのトレーニングには参加しない」

「心臓専門医とのことがあったばかりだし、時々こんな感じででっちあげられるんだ… 心臓専門医は僕の状態がとても良く、健康であることが大事だと言っていたが、トップレベルのトレーニングに戻るには多くの準備が必要なんだ」

現時点ではプロレベルで戦える状態にないことを誰よりも理解しているアグエロ氏。まずはこのまま健康第一の姿勢を貫いてほしいところだ。