イタリア代表FWアンドレア・ベロッティの奥さまが、1年半の苦悩を振り返った。イタリアカルチョメルカート』が伝えている。

セリエA通算110ゴールを誇るイタリア人屈指のストライカー・ベロッティ。トリノ時代に幾度となくメガクラブ移籍が噂された点取り屋は、2022年夏、とうとう”脱出”に成功し、首都ローマへとやって来た。

しかし、2022-23シーズンはセリエA31試合出場でノーゴール、公式戦全体でも46試合4ゴール…大半が途中出場となった結果、トリノ時代なら考えられないほどのゴール欠乏症に陥った。

今季は開幕戦2ゴールの活躍からスタートするも、継続できずに今冬レンタル移籍でフィオレンティーナへ向かうこととなった。

奥さまのジョルジアさんは、夫のフィオレンティーナ行きが決まってからほどなくして、自身のSNSを更新。ローマでの日々が苦悩に満ちていたと告白していた。

ローマに来た時から、私は空虚感に苛まれ、まるで方向感覚を失ったような日々が続きました。1年半経ってもそれは変わっていません」

「埋めてきたはずの溝が埋まらなくなったんです。ここローマでは様々な人たちを家に迎え入れ、彼らに別れを告げるのは辛いことです…しかし、新しい土地へ行き、新たな出会いに巡り会うことを神からの贈り物と捉え、この機会を最大級に歓迎します」

ローマで私たち夫婦に関わってくれた全ての方々に感謝します。私の心の一部をここに置いていきます」

ベロッティは2025年6月までローマとの契約を残し、夏に帰還する予定にもかかわらず、ローマ市内に夫婦で住んでいた自宅から退去。首都に戻る意志がないことの表れと考えられている。

現在レンタル移籍中だが、今後はフィレンツェが定住の地となるのだろうか。