日向坂464月10日にリリースする11thシングルで、初の選抜制を導入したことが話題となっている。

 これまで「誰も置いていかない」姿勢を貫き、シングルでは全員選抜制を維持していた日向坂46。だが今回のシングルから4期生も楽曲に参加することとなり、全26名での全員選抜は厳しいこともあり、選抜制の導入となったようだ。

 2月25日深夜放送の「日向坂で会いましょう」(テレビ東京系)では16名の選抜メンバーが発表。4期生の正源司陽子がセンターに抜擢されたなか、“選ばれなかった”側の12名にもファンの注目が集まっているという。

「非選抜メンバーの呼称は明かされていないものの、3期生の森本茉莉はブログで『選抜とアンダー』と綴っており、どうやら乃木坂46と同様にアンダーと呼ばれることになりそう。そうなるとがぜん気になってくるのはアンダーライブの開催です。選抜落ちしたメンバーのファンとしては、推しがアンダーライブで活躍してくれることに期待が高まっていることでしょう」(アイドル誌ライター)

 坂道グループでのアンダーライブは、乃木坂46が2014年4月13日に初めて開催。8thシングル「気づいたら片想い」の非選抜メンバーにより行われたもので、この時のアンダーには後に5回ものセンター起用を果たし、東京ドームで卒業公演を行った齋藤飛鳥も含まれていた。

 ほかにも新内眞衣中田花奈など現在も芸能界で活躍するメンバーが参加。乃木坂46から女子アナに転身した市來玲奈と斎藤ちはるの名前もあり、今から見れば豪華すぎるラインアップとなっていたのである。

 同様の例には、櫻坂46が2021年6月に開催した「BACKS LIVE!!」があげられる。こちらはシングルの3列目メンバーで構成されたもので、アンダーではなく「バックス」名義なのが特徴。同ライブには5thシングル「桜月」でセンターを務めた守屋麗奈や、2022年10月付けでキャプテンに就任した松田里奈といった主要メンバーが参加していたものだ。

「そういった前例があることから、日向坂46でもアンダーから将来の中心メンバーが生まれることに期待する声が少なくありません。将来性豊かな4期生6人はもちろん、2期生で唯一の選抜落ちとなった濱岸ひよりは歌唱力の高さでも評価されていますし、3期生の森本・山口陽世・髙橋未来虹はバラエティ面での貢献が大。この中から未来のセンターが登場する可能性も十分あるでしょう」(前出・アイドル誌ライター)

 乃木坂46の初アンダーライブは千葉・幕張メッセで、櫻坂46の初BACKS LIVE!!は千葉・舞浜アンフィシアターで開催されていた。日向坂46アンダーライブが開催されるとしたら、会場はどこになるのか。先輩2グループの実績に勝るとも劣らない規模での開催を、ファンも期待していることだろう。

アサジョ