コパ・デル・レイ準決勝2ndレグのレアル・ソシエダvsマジョルカが27日に行われ、1-1で120分が終了。その後、PK戦を4-5で制したマジョルカが決勝進出を決めた。ソシエダの久保建英は104分までプレーしている。

6日に行われた敵地での1stレグをゴールレスドローで終えたソシエダは、直近のビジャレアル戦のスタメンからバレネチェアパチェコに変えてメリーノとスベルディアを起用した以外は同じスタメンを採用。久保は3トップの右ウイングで先発した。

決勝進出を懸けた一戦は立ち上がりから一進一退の展開が続き、互いになかなかシュートまでボールを運ぶことができず時間が経過。ソシエダは29分にザハリャンのミドルシュートで最初の枠内シュートを放ったが、これはGKグライフに正面でキャッチされた。

ゴールレスのまま前半終了かと思われたが、ソシエダは45分に最大のチャンスを迎える。久保のスルーパスでボックス右侵入したスビメンディのダイレクトクロスがライージョの腕に当たると、主審はPKを宣告。しかし、ブライス・メンデスのPKはGKグライフの残した足に弾かれ、前半は0-0で終了した。

後半開始からアンドレシウバに代えてベッカーを投入したソシエダだが、立ち上がりの50分に失点する。ボックス左横でボールを受けたハウメ・コスタがクロスを供給すると、逆サイドから走り込んだG・ゴンサレスがヘディングシュートをゴール左隅に叩き込んだ。

先制を許したソシエダは、63分にザハリャンを下げてオヤルサバルを投入。すると71分、ブライス・メンデスのスルーパスでボックス中央右に抜け出したオヤルサバルがダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。

試合を振り出しに戻したソシエダは、79分にもドリブルで仕掛けたベッカーがボックス左手前からコントロールショットを放ったが、これはGKグライフの好セーブに阻まれた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、1-1のまま90分が終了。延長戦でも決着が付かずに迎えたPK戦では、5人全員が成功したマジョルカに対し、ソシエダが1人目のオヤルサバルが失敗。この結果、マジョルカが21年ぶりの決勝へ駒を進めた。

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